ネイティブがよく使う韓国語表現【名詞+껏】をマスターする。

便利な名詞

アンニョンハセヨ、韓国語ずきのゆきーたです。

今日はいろんな名詞にくっついて登場する【-껏】について見ていきたいと思います。

ネイティブがよく使う韓国語表現【-껏】とは?

【-껏】は接尾辞です。

接尾辞というのは、それ自身単独でつかわれることがなくて、いつも、他の単語のお尻にくっつくものです。

日本語で言うと、「子どもたち」の「たち」とか、「春めく」の「めく」などが、接尾辞と言われています。

【-껏】は、接尾辞としていろんな単語のお尻にくっついて副詞になり、特別な意味を表してくれます。どんな意味かというと、大きく分けて次の2つです。

①あらん限りの

②その時までずっと

具体的な使い方を次に見ていきます。

ネイティブがよく使う韓国語表現【-껏】が使われる単語

まず、①「あらん限りの」という意味で【-껏】が使われている単語の代表例です。

「あらん限りの」という意味での使い方

마음껏 / 思う存分、心ゆくまで

【마음】(心)+【-껏】で、「心のかぎり」「思う存分」「心ゆくまで」という意味になります。

마음껏 먹었어요.

(思う存分食べました)

정성껏 / 真心こめて

【정성】(真心、誠意)+【-껏】で、「誠意のかぎり」「真心こめて」という意味になります。

会社やお店の宣伝文句などによく使われる表現です。

하나하나 정성껏 만들었어요.

(ひとつひとつ誠意をこめて作りました)

힘껏 / 力いっぱい、精一杯

【힘】(力)+【-껏】で、「力のかぎり」「あらん限りの力で」「精一杯」という意味になります。

있는 힘껏 노력해야 돼.

(ありったけの力いっぱい、努力しなければだめ)

목청껏 / 声の限り

【목청】(声)+【-껏】で、「声の限り」「あらん限りの声で」という意味になります。

노래방에서 목청껏 노래를 불렀어요.

(カラオケで声の限り歌を歌いました)

눈치껏 / 要領よく、めざとく

【눈치】(機転、センス、勘)+【-껏】は、直訳すると「あらん限りの機転」となりますが、「要領よく」「目ざとく」というニュアンスで使われます。

너도 눈치껏 해라.

(あなたも要領よくしなさい)

욕심껏 / 思い切り欲張って

【욕심】(欲、欲心)+【-껏】で、「思い切り欲張って」という意味になります。

치킨 욕심껏 먹고 스트레스 풀었습니다.

(チキンを欲張って思いっきり食べてストレス解消をしました)

열성껏 / 熱意をもって

【열성】(熱誠、真心)+【-껏】で、「熱意をもって」という意味になります。

영어공부 열성껏 해야겠다.

(英語の勉強を熱意をもってしっかりやらなきゃ)

소신껏 / 信念にしたがって

【소신】は、漢字で書くと「所信」で、「信念」という意味合いとして使われます。

ですので、【소신】+【-껏】で、「信念をしっかりもって」 「信念にしたがって」 という意味になります。

전문의로서 소신껏 말씀드리겠습니다.

(専門医として信念にしたがって、お話しさせていただきます)

능력껏 / 能力の限り

【능력】(能力)+【-껏】で、「能力の限り」という意味になります。

시민을 위해 마음껏, 능력껏 일하라.

(市民のためにここの限り、能力の限り働きなさい)

성심성의껏 / 誠心誠意をつくして

【성심성의】(誠心誠意)+【-껏】で、「誠心誠意をつくして」という意味になります。

성심성의껏 도와 드리겠습니다.

(誠心誠意をつくしてお手伝いいたします)

정도껏 / ほどほどに

【정도】は、「~ぐらい」という意味の単語です。これに【-껏】がついた【정도껏】は、直訳すると「その程度の限り」となり、もっと意訳して「ほどほどに」というニュアンスで使われます。

정도껏 해야지.

(ほどほどにしなさい)

「その時までずっと」という意味での使い方

次に、①「 その時までずっと 」という意味で【-껏】が使われている単語の代表例です。

여태껏 / 今まで

【여태】は、「今まで」「今の今まで」という意味の副詞です。これだけでも「今まで」という意味があるのですが、さらにそれに【-껏】をつけると、「今の今までずっと」というニュアンスが出せます。

例えば、たくさん時間的に余裕があったのに課題を仕上げてなかった学生に対してあきれて「今までなにしてたの?」と言いたいときなどに使えます。

여태껏 뭐 했어?

(今まで何してたの?)

지금껏 / 今まで

【지금】(今)+【-껏】で、「今まで」です。

【지금까지】と意味は変わりませんが、【지금껏】のほうが、「今までずっと」という感じがでます。

지금껏 살아오면서 이것만큼은 잘 선택했어요.

(実は今まで生きてきて、これだけはよく選択しました)

이제껏 / 今まで

【이제】(今)+【-껏】も、「今まで」です。

こちらも 【이제까지】と意味は変わりませんが、【이제껏】のほうが、「今までずっと」と強調している感じがします。

이제껏 먹었던 피자 중 제일!

(今までに食べたピザの中で一番!)

아직껏 / いまだに、今なお

【아직】(まだ)+【-껏】は、「まだ今までずっと」という直訳ですが、意訳すると「いまだに」「まだこの時になっても」というようなニュアンスです。

【아직】だけを使う時より、 【아직껏】 にした方が、「えっ、まだなの!」的なニュアンスが出せます。

아직껏 1승도 거두지 못하고 있다.

(いまだに1勝もできないでいる)

以上、【-껏】がつくいろんな名詞を見てみました。

参考になれば、幸いです。

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