アンニョンハセヨ、韓国語ずきのゆきーたです。
今回は、とても便利な名詞【딴짓】を紹介します。
ネイティブがよく使う韓国語【딴짓】とは?
【딴짓】は名詞です。
【딴】は、名詞や名詞句を修飾する働きのある限定詞とよばれるもので「他の」「別の」という意味があります。
そして、 【짓】 は、仕業、ふるまい、行動、仕草などなど、たくさんの意味がある名詞です。
この2つが組み合わさってできたのが【딴짓】 です。
訳してしまうと、「別の行動」「他の行動」となりますが、詳しく説明するならば「何かの仕事をしている時に、その仕事と全く関連のない行動をすることや、その行動のこと」となります。
では、いろんな例文で使い方を見ていきましょう。
ネイティブがよく使う韓国語【딴짓】を使ったいろんな例文
【딴짓】は、普通【하다】(~する)とくっつけて【딴짓(을)하다】と言う形で使われます。
「他のことをしないで」と言いたい時には、【-지 말고】(~しないで)と組み合わせます。
딴짓하지 말고 좀 집중해.
(他のことをしないで、集中して)
【-면 안 돼요】を使えば「余計なことをしてはいけない」「他のことをしてはいけない」と言う文を作ることができます。
일에 집중하지 않고 딴짓을 하면 안 돼요.
(仕事に集中しないで他のことをしてはいけません)
助詞の【만】(~だけ)をくっつけて【딴짓만】にすると「他のことばかり」という意味で使えます。
시험공부 안 하고 딴짓만 했어요.
(試験勉強をしないで、他のことばかりしました)
【딴짓】とよく使われる語尾表現は【-하다가】(~している途中で、~していて)です。
例えば、授業中に授業と関係のないことをして怒られたという場面で次のように使うことができます。
수업 시간에 딴짓하다가 선생님께 혼났다.
(授業時間に他のことをしていて、先生に怒られた)
帰りが遅い家族に対してよく使われるのが次の文です。この場合の【딴짓】は「道草」というニュアンスが感じられますし、もっと意訳するなら「どこをほっつき歩いて」という感じになりそうです。
어디서 딴짓하다가 이 시간에 들어와?
(どこで、道草をしてこんな時間に帰ってくるの)
「他のことをする考え」は、【딴짓 할 생각】です。
次の文はあるドラマのセリフです。シンプルに言うと「他の男についていくなよ」的なかんじです。
【딴짓】は、「他のこと」という意味ですが、場面によっては「浮気」と言うニュアンスでも使えるようです。
나 없다고 딴짓할 생각 꿈에도 꾸지 마.
(俺がいないからって他のことをする考えは夢にも思うなよ)
以上、名詞【딴짓】について見てみました。
とても便利な単語です。ぜひ活用してみてください。