アンニョンハセヨ、韓国語ずきのゆきーたです。
今日はちょっとお勉強的なことから離れて、少しゆるい感じでいきたいと思います。
ドラマを見ていてもそうですし、実際の生活でもそうですが、韓国のオモニ(お母さん)の存在感はすごいです。
子供の人生を心配して優しさを見せたり、時には行き過ぎて干渉したりするわけですが、そんなオモニたちがよく使うフレーズってのがあるんです。
そのようなフレーズは、ドラマでもおなじみのセリフであり、また、実生活面でも本当に耳にすることがあるものばかりなのです。
ということで、今回は韓国のオモニの定番フレーズベスト10を集めてみました。
1. お母さんがいうようにしなさい
엄마 시키는 대로 해.
オンマがあれこれ命令、指示を出し、それに従いなさいと一喝する時によく使われます。
【시키다】=させる、行わせる
【-는대로】=~のとおり、~のまま
「お母さんがさせるとおりにしなさい」と言うのが直訳になります。
2. そんな生き方しちゃだめ
너 그렇게 살지 마.
苦労しながら生きている子ども、不器用な生き方をしているこども、ろくでもない生き方をしている子どもに対してオンマが言うフレーズです。
「あんたそのように生きないで」が直訳です。
3. どこをほっつき歩いてこんな時間に帰ってきたの
어디서 딴짓 하다 이 시간에 들어와?
帰宅の遅い娘、息子にオンマが言い放つフレーズ です。
【딴짓】は、「本来の仕事とは関係のない行動」を意味する名詞です。「道草」とも訳せます。
直訳すると「どこで道草してこの時間に帰ってきてるの」です。
4. 私があんたぐらいの頃には
내가 너만 했을 때는…..
年配の人がよくいう「私が若かった頃には・・」に近いフレーズ です。
【너만】の【만】は、助詞で「~だけ」という意味が有名ですが、「~ぐらい」「~程度」という意味でも使われます。
【너만 하다】は、慣用的によく使われる表現で、「~ぐらいになっている」と言うようなニュアンスです。
直訳すると「私があんたぐらいになっていた時は」。このセリフの後に、オンマの若い時代のいろいろな苦労話、自慢話が続いたりします。
5. まだ遅くない。もう一度考えてみなさい。
지금이라도 안 늦었어. 다시 생각해 봐.
娘や息子の決心がおかしいと思ったオンマが言いそうなフレーズ です。
【지금이라도】は、直訳すると「今でも」。「今からでも遅くないからもう一度考えてごらんよ」と再考を促う場面でよく使われます。
6. だからお母さんが何て言ったの?
그러게 엄마가 뭐랬어?
オンマの言うことを聞かなかった娘、息子が大変な状況に陥ったのをみたオンマが言いそうなフレーズ です。「だから言ったでしょ!」というニュアンスです。
【그러게】についてはこちらの記事に詳しく書いています。
【뭐랬어】は、間接話法【뭐라고 했어요】の縮約です。
直訳すると「だからお母さんがなんて言ったの」になります。
7. 本当にあんたのことが心配で言ってるのよ
何事も心配をするオンマ、いろいろ口だすオンマは、どうしても娘、息子に煙たがられますが、そんな状況でオンマが言うのがこちらのフレーズ 。
진짜 너 걱정 돼서 하는 말이야.
直訳すると「本当にあんたを心配して言ってる言葉だよ」。
8. 全部あんたのためにやってるのよ
次のセリフも先の【진짜 너 걱정 돼서 하는 말이야】と少し似た感じですが、「あんたのために」というオンマの気持ちがこもったフレーズ です。
다 너 잘되라고 이러는 거지.
【잘되다】は、「うまくいく」と「成功する」という意味の動詞です。
【-라고】は、「するように」という意味のある連結語尾です。
直訳するなら「すべてあんたがうまくいくようにと思って、このようなのよ」になります。
9. あんたがまだ幼いからそうなのよ
네가 아직 어려서 그래.
浅はかな行動、間違った決断をしている、思慮深くない娘、息子に「まだ若いからそんな考えしかできないのよ」とオンマが言いたい時に使うフレーズ です。
【어리다】は、「幼い」という意味の形容詞ですが、「考えが未熟だ」と言うニュアンスでも使われます。
10. そんな子たちと付き合うなって言ったでしょ
그런 애랑 만나지 말라니까.
最後は、娘や息子の交友関係に口だすオンマがよく言いそうなフレーズ です。
【그런 애】の【애】は、【아이】の縮約版です。
【말라니까】は、「~しないでってば」という禁止の念押し表現です。
直訳すると「そんな子たちと会わないでってば」となります。
以上、個人的に集めた韓国オンマの定番フレーズです。
オンマだけではなく、いろんな場面で、いろんな人がこのフレーズを言ってます。
参考になればうれしいです。