アンニョンハセヨ、韓国語ずきのゆきーたです。
今回は、韓国語ネイティブがよく使う動詞の中から【내보내다】を紹介したいと思います。
ネイティブがよく使う韓国語【내보내다】とは?
【내보내다】 は、韓国語の会話の本などであまり見かけることがないのですが、実際の会話ではほんとによく使われていると思います。
初級韓国語でもおなじみの【보내다】に【내】がくっついただけです。
【보내다】 は、「送る」「見送る」などという意味で使われますが、 【내보내다】の意味もそれらにとてもよく似ていますが、微妙に違います。
ざっくり【내보내다】 の意味を書き上げてみると
・送り出す
・外に出す
・追い出す
などです。
【보내다】が「送る」点にポイントがある感じだとするなら、 【내보내다】は「出す」ところにポイントがあるイメージです。
具体的な例文を見ていきましょう。
ネイティブがよく使う韓国語【내보내다】の使い方
送り出す
まずは最も多く使われる「送り出す」という意味での使い方です。
スポーツの試合で「先発として送り出す」と日本語でも言いますが、そのような時に使います。
첫 경기에 선발로 내보냈다.
(初めの試合に先発として送り出した)
朝、子どもたちは学校に、旦那さんを会社に送り出した主婦の口から出て来そうな例文です。
식구들 다 내보냈어요.
(家族をみんな送り出しました)
「社会に送り出す」 というような、抽象的な意味での「送り出す」にも使われます。
자식들을 교육시켜 사회에 내보냈다.
(子どもたちを教育し、社会に送り出した)
外に出す
次は、単純に「外に出す」という意味合いでの使い方です。
下の例文のように、室内で育てている植物などを一時的に「外に出す」場合は、空気やほこりなどを「外に出す」というようなときに使われます。
일교차가 너무 큰데 화분들을 밖으로 내보내도 될지 모르겠어요.
(気温差がとても激しいのに、植木鉢を外に出していいのかどうか分かりません)
먼지가 많아서 방을 청소하고 창문을 열어 밖으로 내보냈어요.
(ほこりが多いので、部屋を掃除して、窓を開けて、外に出しました)
追い出す
【내보내다】は、ネガティブな意味合いで使われることもあります。
「送り出す」というより、「追い出す」「やめさせる」というニュアンスで使われます。
社員を首にしたり、学生を退学させたりするというようなときに 【내보내다】が使われます。
300명 넘는 직원들을 내보냈다.
(300名を超える職員を追い出した=やめさせた)
불량 학생을 학교에서 내보냈습니다.
(不良学生を学校から追い出しました=やめさせました)
이웃이 시끄럽게 소란을 피우자, 아파트 관리실에서 그를 내보냈습니다.
(隣の人がうるさく問題を起こすと、アパートの管理室では彼を追い出しました=退去させました)
(広告・放送などを)出す
広告、放送、案内、発表などを公に出すという意味合いでの「出す」にもこの 【내보내다】が使われます。
「世に送り出す」というニュアンスでしょうか。
안내문구와 안내방송을 내보냈다.
(案内文言と案内放送を出した=流した)
광고회사는 제품 홍보를 위해 많은 광고를 내보냈습니다.
(広告会社は製品の広報のために、多くの広告を出しました)
방송국은 신규 드라마를 내보냅니다.
(放送局は新規ドラマを出します=放送します)
いかがでしたでしょうか?
【내보내다】のもつイメージをお分かりいただけましたでしょうか。使い勝手も抜群です、ぜひマスターして活用してみてください。