アンニョンハセヨ、韓国語ずきゆきーたです。
韓国語で「買って来る」と言いたい時、皆さんはどのように表現しますか?
正解から言うと、最もナチュラルな表現は【사 오다】になるのですが、【사고 오다】でも大丈夫なのでは?と思ったりしませんか。
そこで、今日はこの2つの違いについて見ていきたいと思います。
【사 오다】 と 【사고 오다】 の文法構造
今回取り上げるの 【사 오다】 と 【사고 오다】 の文法構造を見てみましょう。
まず、【사 오다】は、①【動詞の第3グループの活用 + 오다】と言う形からできています。
【사고 오다】 は、②【-고 오다】が基本の形です。
どちらの形も、動詞をつなげる働きがあり、日本語すると「~して」としか訳すことができません。
ちなみに、どちらの場合にも【오다】以外に、【가다】も使われます。
【사 오다】 と 【사고 오다】の違い
わずかなニュアンスの違い
日本語にするなら「~して」と同じ訳になる2つの形ですが、少しニュアンスに違いがあります。
【動詞の第3グループの活用 + 가다 / 오다】 のニュアンスは、「前の動作を終えて、その結果を持って移動する」です。
一方、 【-고 가다 / 오다】 の場合は、「前の動作を終えた。そして次の場所に移動する」ことしか意味しません。「前の動作の結果物」を持っているかどうかには関心がもたれていません。
例文「お菓子を買って来る」で違いを検証
たとえば、「お菓子を買って来ました」という文を例に見ていきましょう。
① 과자를 사 왔어요.
上の①の場合、「どこかでお菓子を買う」のが前の動作です。そして、「買ったお菓子を持って次の場所に移動する」というニュアンスが含まれます。なので、「どこかでお菓子を買って、それを携えてここにやってきた」ことが伝わります。
② 과자를 사고 왔어요.
一方、②の場合、「どこかでお菓子を買う」そして、「それから、来た」という意味合いだけで、お菓子を手にしてるかどうかという視点は含まれません。
「お菓子を買って来た」というよりも、「お菓子を買ってから来た」という行動の順序を伝えるだけのニュアンスに感じられます。
ニュアンスが微妙に違うだけなので、互いに置き換えられることもあります。ですが、「何かをして、その結果物を持ってきた」ことを伝える場合には、 【사 오다】 の方が圧倒的によく使われます。
以上、 【사 오다】 と 【사고 오다】 の違いについてでした。