アンニョンハセヨ、韓国語ずきのゆきーたです。
今日は、ネイティブの会話やドラマのセリフで出てくる【하고픈】という表現について見ていきたいと思います。
【하고픈】とは?
【하고픈+名詞】は、「~したい+名詞」を意味する【하고 싶은+名詞】が縮約したものです。
ですので、意味は 【하고 싶은】 と全く同じ「~したい〇〇」となります。
韓国語ネイティブは【하고 싶은】の代わりに 【하고픈】 をよく使っていて、意味はもちろん通じますが、正式な使い方ではなさそうです。
韓国の国立国語院の見解を引用すると・・
”하고 싶은, 먹고 싶은”を短くして ‘하고픈, 먹고픈”のように書いたりもしますが、これは正書法に適していたり、標準語として認定された言葉ではありません。
つまり、いろんな場面で目にするものの、正しい韓国語ではないということのようです。
【하고픈】の使い方
正しい韓国語ではないとはいえ、よく使われているのは確かです。使うか使わないかは好みですが、念のため使い方も見ておきましょう。
【하고픈】は、【하고 싶은】の縮約ということなので、動詞【하다】以外にもいろんな動詞が使えます。
実際によく使われているなあと感じるのは、日常的に使う基本動詞【하다】【먹다】【가다】【만나다】【보다】などをつなげた形です。
하고픈 일 하세요.
(やりたいことをしてください)
먹고픈 거 다 해줄게.
(食べたいもの全部作ってあげる)
가고픈 여행지 있나요?
(行きたい旅行先がありますか)
다시 보고픈 2000년대 한국 영화
(また見たい2000年代の韓国映画)
먼 훗날 다시 만나고픈 작품
(遠い未来にまた出会いたい作品)
完全に会話向けの表現ではあるので、きちんとした場面で使うことは避けた方が良いのかもしれません。でも、ネイティブっぽい韓国語度合いは高まりそうなので、フレンドリーな会話でぜひ使いたい表現です。