アンニョンハセヨ、韓国語ずきのゆきーたです。
韓国語ドラマなどで【하기사】と言う単語を耳にしたことはないでしょうか?
この【하기사】、地味ながら意外にも頻繁に登場する表現です。
ぜひ、ご一読ください。
ネイティブがよく使う韓国語【하기사】とは?
【하기사】は方言、【하기야】が標準語
【하기사】は、副詞です。
もともとは方言で、本来は【하기야】というのが正しい表現です。
【하기】+【야】(強調を表す助詞)=【하기야】→方言【하기사】と言う流れのようです。
ですが、今では【하기사】が普通に使われています。会話でも、小説でも、記事でも【하기사】がよく登場します。
【하기사】 の意味
【하기사】は、相手が言ったことや、すでに決まっていることに対して肯定したり、認めたりするときのリアクションとしてよく使われます。
訳すなら、
・そりゃ (例:そりゃ、君の言うことは正しいけれど・・・)
・もっとも (例:もっとも、こんなことは最初から無理だったんだ)
・実際に (例:実際に、君の行動は間違ってなかったよ)
・たしかに (例:たしかに、今行っても遅いよね)
です。
ネイティブがよく使う韓国語表現【하기사】の使い方
では、どのような使い方をするのかを見ていきたいと思います。
例えば、相手がいろいろつらかったこと、苦労などを語ったとき、共感するように、このようにリアクションできます。
하기사 너도 고생이 많았지.
(そりゃ、あんたも苦労が多かったよね)
他には、意外に事がうまく進んでいたなあと思ったら、問題発生!というような場面では、次のように使えそうです。
하기사 처음부터 잘되는게 이상한거지.
(たしかに、初めからうまくいくのがおかしいんだよ)
相手が言ってることにも「一理ある、もっともだ」と共感を示すときには次にように言えます。
하기사 그 말도 일리가 있어요.
(もっとも、その言葉にも一理があります)
相手が言ってること反論したい。けれど、相手の言ってることも正しくは聞こえる・・・そんな時にこんな風に言ったりもします。
하기사 맞는 말씀이라고 느껴지기도 하는데…
(たしかに、おっしゃってることは正しいとは感じますが)
地味ではありますが、よーく気を付けているとちょこちょこ登場する方言の【하기사】。
ここぞという時に使うと、韓国語ネイティブっぽく聞こえるかもしれません。
ぜひ、マスターして活用してみてください。