アンニョンハセヨ、韓国語ずきのゆきーたです。
韓国語の会話でよく耳にする【어디다】という表現。【어디에】ととても似ているのですが、ちょっと独特な使い道のある表現です。
この表現を知っているとより韓国語らしい韓国語を話すことができます。
ぜひ、ご一読ください。
ネイティブがよく使う韓国語表現【어디다】とは?
【어디】に助詞の【-에다가】(~に)の縮約形【-에다】がついて、まず【어디에다】なり、それが、さらに短くなったものです。
ですので、意味としては「どこに」という意味になり、とってもシンプル。
でも、初級で習う【어디에】(どこに)が、「どこに」という意味としてのみ使うのに対して、この【어디다】は、「どこ」という意味だけではなく、「何」という意味としても多く使われます。
具体的な使い方を見ながら、その用法を確認しましょう。
ネイティブがよく使う韓国語【어디다】の使い方
【어디다】+ 쓰다
例えば、お金の使い道を尋ねる場合この【어디다】がとてもよく使われます。
直訳すると、「お金をどこに使ったの」になりますが、意味としては「お金を何に使ったの?」というニュアンスです。
그 돈 다 어디다 썼을까?
(そのお金全部何に使ったんだろうか)
お金のみならず、何かの物の使い道を尋ねる場合にもこの【어디다】をよく使います。
저걸 어디다 써?
(あれを何に使うの?)
【어디다】+ 써먹다
【써먹다】は「活用する」「利用する」という意味の動詞です。
「習ったことを何に活かすの?」というような文にも【어디다】が使われます。
이걸 배워서 어디다 써먹어?
(これを習って何に活かすの)
【어디다】+ 대다
動詞の【대다】は「向かう」という意味のある動詞です。
怒った時に「誰に向かって〇〇してるんだ!」って言ったりしますが、その「誰に向かって」は、【어디다】のこの【대다】で表現できます。
어디다 대고 반말이냐.
(誰に向かってタメ口なんだ)
【어디다】 +「置く」「入れる」を意味する動詞
今まで上の例文で見てきたものは全部「何に」「誰に」というニュアンスでの使い方でしたが、【어디】の本来の意味「どこ」という意味でももちろん使われます。
その場合には、【두다】【놓다】(置く)、【넣다】(入れる)といった動詞と一緒に使われることが多いです。
어디다 두었지?
(どこに置いたっけ?)
어디다 놓았어?
(どこに置いたっけ?)
어디다 넣었어?
(どこに入れたっけ?)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
【어디다】は、文脈により「何に」「どこに」「誰に」と言って意味で使えるとても便利な表現です。
会話でさらっと使えるといかにも韓国語らしい韓国語に聞こえるはずです。
ぜひ、マスターして活用してみてください。