ネイティブがよく使う韓国語表現【부모 잘 만나다】をマスターする。

便利な表現

アンニョンハセヨ、韓国語ずきのゆきーたです。

韓国でも格差社会問題がいろいろ取りざたされることがとても多いです。

そのせいもあって、お金持ちの家の子供に対するうらやましさからくる嫌味、皮肉、批判などは度々耳にします。

そんなときによく使われるのが、今回ご紹介する【부모 잘 만나다】という表現です。

韓国語らしい表現です。ぜひご一読ください。

ネイティブがよく使う韓国語表現【부모 잘 만나다】とは?

【부모 잘 만나다】 は、直訳すると「両親によく出会う」となります。

実際の使われ方では「良い両親に恵まれる」という意味で、お金持ちの家の子がよい暮らしをしていたり、親の七光りで良い環境を得ている人に対して使われる表現です。

「良い両親に恵まれる」という意味は決してネガティブなことではないのですが、この表現が使われる場面の多くは、お金持ち家庭の子供への皮肉、嫌味、批判などが多いです。

ネイティブがよく使う韓国語表現【부모 잘 만나다】の使い方

では、 【부모 잘 만나다】の使われ方を見ていきましょう。

~だね:부모 잘 만났네요

【부모 잘 만나다】 がもっともよく似合う語末表現は、感嘆を表す【-네요】(~だね)です。

お金持ちの家の子供がよい暮らしをしていて、うらやましいなあという気持ちを表したり、ちょっと厭味ったらしく言ったりするのに使われます。

부모 잘 만났네. 좋겠네.

(両親に恵まれたね、良いね)

「うまくいくと親のおかげ、ダメだったら実力がない」と言われる二世芸能人の苦悩を表しているのが次の表現です。

잘되면 ‘부모를 잘 만났네’, 못되면 ‘실력이 없으니 그럴 줄 알았네 ‘ 라는 말을 듣게 된다.

(うまくいったら「良い両親に恵まれたね」、うまくいかないと「実力がないからそうだと思った」と言われる)

~ので①:부모 잘 만나가지고

まず1つ目は「~ので」を表す【아/어 가지고】をくっつけた形です。

ドラマなどでよく見かけるシーンが、お金持ちの家の息子が好き放題やっている様子に対して、周りの人間が「あいつ、ちょっと家が金持ちだからって」ってと言い放つ場面。

そんな時に、こんな表現が使われています。

나이도 어린 게 부모 잘 만나가지고…

(年も若いくせに親に恵まれて・・・)

부모 잘 만나가지고 벤츠 끌고 다니네요.

(親に恵まれてベンツを乗り回してるね)

~ので②:부모 잘 만나서

同じく、理由を表す【아/어서】(~ので)をつけてもOKです。

「お金持ちの家に生まれたからお金の心配がないね」とちょっとうらやましさ交じりの皮肉をいう時にはこんな風に使われます。

친구는 부모 잘 만나서 돈 걱정 없겠네.

(あの友達は親に恵まれたからお金の心配が要らないね)

부모 잘 만나서 잘사는 애들이 얼마나 많은데요.

(親に恵まれてよい暮らしをしてる子がどれだけ多いか)

~たら:부모 잘 만나면

次は、仮定表現の【-면】(~たら、~ば)も 【부모 잘 만나다】 と相性抜群です。

부모 잘 만나면 편하게 살 수 있겠네요.

(親に恵まれたら、楽して暮らせるね)

お金持ちの家の子や、地位のある人の子どもたちが大学に不正に入学することが多いといわれる韓国。それだけに、こんなコメントもちょこちょこ耳にします。

부모 잘 만나면 공부 열심히 안 해도 되네요.

(親に恵まれたら勉強も頑張らなくてもいいね)

~してこそ:부모 잘 만나야

【-아/어 야】(~してこそ)とくっつくと「お金持ちの家に生まれてこそ」「両親に恵まれてこそ」 などの、面白い表現が作れます。

부모 잘 만나야 부자 될 수 있다.

(親に恵まれてこそお金持ちになれる)

부모 잘 만나야 성공할 수 있다.

(親に恵まれてこそ成功できる)

~だったら:부모 잘 만났으면

仮定表現【았/었으면】を使えば、「お金持ちの家の子だったら」「両親に恵まれたなら」という願望を表すことができます。

나도 부모 잘 만났으면 이렇게 살지 않았을텐데.

(私も親に恵まれていたらこんな風には暮らさなかっただろうに)

부모 잘 만났으면 하고 싶은 공부하면서 잘 살았을 텐데.

(親に恵まれたらしたい勉強もしながら良い暮らしをしただろうに)

~できず:부모 잘 못 만나서

「親に恵まれなかったので」「貧しい家庭なので」という時には、【못~아/어서】(~できないので)を組み合わせればOKです。

부모 잘 못 만나서 고생이 많네요.

(親に恵まれなかったので、苦労が多いですね)

부모 잘 못 만나서 인생 망했네요.

(親に恵まれず人生が台無しだね)

あとがき

直訳すると「両親に合う」になるとてもシンプルな表現ですが、羨望、嫌味、皮肉、批判の意味でも使えてしまうという・・・いかにも韓国語らしい表現です。

「金持ち家庭 vs. 貧しい家庭」という対立構造が定番の韓国ドラマでもおなじみです。

ぜひ、マスターしてみてください。

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