アンニョンハセヨ、韓国語ずきのゆきーたです。
今日は韓国ドラマおなじみワードの【까불다】を紹介したいと思います。
ネイティブがよく使う韓国語【까불다】とは?
韓国人の会話に頻繁に登場する【까불다】はあまり良い意味ではありません。日本語に訳すなら
・ふざける
・調子に乗る
・生意気なことをいう
・生意気にふるまう
といった意味になります。
このような意味を持つ単語なので、相手に注意したり、怒ったり、忠告したり、脅したりする場面で使われることが多い単語です。
喧嘩をしてるような場面では本気で言いますし、親しい間柄でふざけた感じで使われることも多いです。
ネイティブがよく使う韓国語【까불다】の使い方
では、具体的な使い方をよく使われる表現の形で見ていきましょう。
基本的に今回はすべてタメ口表現にしています。
~するな:까불지 마
「~するな」「~しないで」を意味する【-지 마】は、【까불다】と最も相性の良い表現です。
나한테 까불지 마.
(私に向かって生意気言うな)
경고하는데 까불지 마.
(警告するけど、ふざけるのはやめろ)
~たら:까불면
仮定を表す【-면】も【까불다】とよく一緒に使われます。
「けがをする」 という意味の動詞【다치다】と組み合わせて使うと、 「調子に乗ってたら痛い目にあうぞ」 という表現を作ることができます。
까불면 다친다.
(調子に乗ってたら痛い目にあうぞ)
韓国語では【죽다】(死ぬ)をやたらと気軽に会話で使います。あくまでも比喩的な意味ではあるのですが・・・本当によく登場します。
この【까불다】 も【죽다】とよくセットで使われます。「調子に乗ってたら死ぬぞ」という脅し表現でよく見かけます。
까불면 죽는다.
(生意気ばかり言ってたら死ぬぞ≒痛い目に合うぞ)
~するつもり?:까불래?
挑発的な表現として 【까불다】 を使う場合には【-ㄹ래】(~するつもり)が使われます。
「調子にのってみろ」「生意気してみろ」という相手を脅す感じのニュアンスです。
자꾸 까불래?
(やたら生意気ぶる気なのか?)
어디까지 까불래?
(どこまで調子乗る気だ?)
~してみなよ:까볼어 봐
同じく挑発的な表現としては【아/어 보다】(~してみる)を組み合わせた表現もおなじみです。
마음껏 까불어 봐.
(好きなだけ生意気してみろ)
너 계속 그렇게 까불어 봐.
(おまえそうやってずっと調子に乗ってみろ)
~してたら:까불다가
【-다가】(~してたら)という表現も【까불다】と相性よく使われます。
【큰 코 다치다】(痛い目に合う)という慣用表現と一緒に使われることが多いです。
까불다가 큰 코 다친다.
(調子に乗っていたら痛い目にあう)
까불다가 아빠한테 혼났다.
(調子にのって生意気してたら父親に怒られた)
あとがき
ドラマなどでは、真剣に怒っている場面でも登場しますし、仲良し同士がふざけて使っている場面でも登場します。
あまり良い意味の単語ではありませんが、韓国語会話ではおなじみだけに、使わないにしても、聞いてわかるとためになるかなあとおもいます。