ネイティブがよく使う韓国語表現【저리 가라 할 정도】をマスターする。

便利な表現

アンニョンハセヨ、韓国語ずきのゆきーたです。

韓国語にはおもしろい表現がたくさんあります。今回ご紹介する表現【저리 가라 할 정도】も、おもしろく、しかも実用性ありの表現です。

ぜひ、ご一読ください。

ネイティブがよく使う韓国語表現【저리 가라 할 정도】とは?

意味

【저리 가라 할 정도】 を分解してみると・・・

【저리】=「あっちに」「むこうに」

【가라】=動詞【가다】の命令形「行きなさい」「行け」

【할 정도】=「~するぐらい」「~いうぐらい」

直訳すると「あっちに行けというぐらい」という意味です。そこからさらに広げて「用はないぐらい」という意味になります。

使い方

では、具体的な例文を見てみましょう。

例えば、すごくお料理が上手な人がいます。料理人でもコックさんでもなく素人さんだけれど、すごく料理が上手。そんな人について話すとき、「料理人はあっち行け=用なしというぐらい、料理が上手」という意味で次のように表現します。

요리사 저리 가라 할 정도로 요리를 잘 하세요.

(料理人に太刀打ちできるほど、料理がお上手だ)

日本語では「〇〇に太刀打ちできるほど」「〇〇が不要なほど」という感じになります。

ネイティブがよく使う韓国語表現【저리 가라 할 정도】の例文いろいろ

いろんな例文を見てみましょう。

例えば、芸能人でもないけれどすごくきれいな人のことはこのように表現できます。

그녀는 여배우 저리 가라 할 정도 예쁘다.

(彼女は女優に太刀打ちできるほどきれいだ)

もう若くないのにめちゃくちゃ元気なお母さんについては、「若い人に太刀打ちできるほど」という表現を使うことができます。

우리 엄마는 젊은 사람 저리 가라 할 정도로 에너지 넘쳐요.

(うちの母は若い人に太刀打ちできるほどエネルギーにあふれています)

女性だけど、男性並みに力が強い人については、このように。

그녀는 남자 저리 가라 할 정도의 체력과 힘을 가지고 있다.

(彼女は男性に太刀打ちできるほどの体力と力を持っている)

【저리 가라】を使った違う表現方法

만큼(ぐらい)を使って:저리 가라 할 만큼

【저리 가라 할 정도】 にとても似ている表現は【정도】の代わりに【만큼】(~ぐらい、~ほど)を使うパターンです。

意味は、 【저리 가라 할 정도】 と同じく「〇〇に太刀打ちできるほど」となります。

例えば、すごく歌が上手な人は、【가수 저리 가라 할 만큼】です。

그는 가수 저리 가라 할 만큼 노래를 잘한다.

(彼は歌手に太刀打ちできるほど歌が上手だ)

他にも、ブランド品ではないけれど、ブランド並みに良い製品についてはこのように。

비싼 브랜드 제품 저리 가라 할 만큼 괜찮은 제품들이 많이 있어요.

(高いブランド製品に太刀打ちできるほど良い製品がたくさんあります)

サッカー選手並みの実力の人については、このように表現できます。

프로 축구선수 저리 가라 할 만큼 멋진 슛을 날렸다.

(プロサッカー選手に太刀打ちできるほどのかっこいいシュートを決めた)

【-이다】を付けて 名詞的に使う

【저리 가라 할 정도】【저리 가라】だけを使うパターンもあります。その場合には、名詞的に使い【-이다】(~だ)を活用した形【예요】【입니다】【였어요】などをそのままつけます。

너무 아름다워요. 연예인들 다 저리 가라예요.

(とても綺麗です。芸能人にも太刀打ちできるほどです)

엄마가 만든 케이크는 진짜 맛있어요. 왠만한 유명 프랜차이즈 케이크들 저리 가라이다.
(そこそこの有名フランチャイズのケーキに太刀打ちできるほどだ)

태국의 노점에서 파는 길거리 음식은 호텔의 고급 뷔페 저리 가라입니다.

(タイの屋台で売っている食べ物はホテルの高級バイキングに太刀打ちできるほどです)

달리기를 어찌나 잘하는지 육상선수 저리 가라였어요.

(走るのがなんと上手なことか、陸上選手に太刀打ちできるほどでした)

あとがき

いかがでしたでしょうか?

単純に「歌が上手」「料理が上手」「おいしい」などと言うより、「〇〇に太刀打ちできるほど」というニュアンスを加えると表現の幅が広がるのでは?と思います。

ぜひ、マスターして活用してみてください。

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