アンニョンハセヨ、韓国語ずきのゆきーたです。
今回は、韓国語学習の中では絶対に避けては通れない形容詞【독하다】を紹介したいと思います。
いい意味でも、悪い意味でも使える 【독하다】。韓国語会話の必須単語です。
ぜひ、ご一読ください。
ネイティブがよく使う韓国語【독하다】とは?
形容詞 【독하다】の【독】は、「毒」。
漢字そのまま「有害だ」「毒がある」という意味はもちろん、他にも多様な意味で使われいます。
「毒」に表されるようにネガティブな意味での使い方はもちろん、良い意味でも使われます。
悪い意味では、
・きつい
・つよい
・ひどい
良い意味では、
・忍耐強い
・根気がある
・不屈だ
良くも悪くもとにかく「ストロング!強い!」という感じの単語です。
ネイティブがよく使う韓国語【독하다】の使い方
では、いろんな形での使い方を見ていきましょう。
へヨ体:독해요
まずはシンプルにへヨ体です。
「風邪がきついです」という時に、よく使われます。
이번 감기 독해요.
次の文もよく聞きます。「最近の子はきついです」。
요즘 애들 독해요.
これだけだど、性格がきついという意味なのか、根気があるという意味なのか???という感じかもしれませんが、話の流れ、文脈で、良い意味で使ってるのか、悪い意味で使っているのか感じることができると思います。
動詞を修飾する形:독하게+動詞
【독하다】がよく使われる形は、動詞を修飾する【독하게】と言う形かもしれません。
「根気強く」「辛抱強く」「忍耐強く」何かをする・・・という時によく使われます。
독하게 공부하는게 진짜 쉽지 않네요.
(根気強く勉強することは本当に簡単ではありません)
【독하게】 とよく一緒に使われるのが【마음을 먹다】(心を決める)という慣用表現です。「強く決心する」というニュアンスです。
다이어트 독하게 마음먹고 도전 시작!!
(ダイエット強く決心して挑戦開始!)
他に、 【살다】(生きる)、 【이겨내다】(打ち勝つ)、【버티다】(耐える)、【참다】(我慢する)、【해내다】(やりぬく)なども相性の良い単語です。
어떤 환경에서도 독하게 살아보자.
(どんな環境でも心を強く持って生きてみよう)
독하게 이겨내고 공부해서 꼭 합격하고 싶습니다.
(辛抱強く打ち勝ち勉強して、必ず合格したいです)
독하게 버텨보자!
(辛抱強く耐えてみよう!)
독하게 참아냈다.
(辛抱強く我慢しきった)
끝까지 독하게 해냈다.
(最後まで辛抱強くやりぬいた)
名詞を修飾する形:독한+名詞
名詞を修飾する連体形もとてもよく使われる形です。
よく使われる名詞の代表三人組(?)は、【술】(お酒)、【약】(薬)、【냄새】(匂い)です。
독한 술
(強いお酒)
독한 약
(強いクスリ)
독한 냄새
(きついにおい)
【엄마】(お母さん)と一緒に使われるケースもちょこちょこ見受けられます。
日本語に訳すなら「強いお母さん」ですが、「甘くない」「厳しい」というニュアンスで使われることが多いです。
독한 엄마
(強いお母さん)
例えば、子どもに甘いものを食べさせ過ぎないように厳しくしたいと思っているにもかかわらず、うまくいかない・・・という状況を次のように表現している文を見かけたことがあります。
애들 먹거리 앞에서는 독한 엄마가 되고 싶은데, 어제도 실패했다.
(子供の食べ物に関しては強いお母さんになりたいんですが、昨日も失敗でした)
他にも、【정신】(精神)も【독하다】と仲の良い単語です。「不屈の精神」という意味合いになります。
끊임없는 노력과 독한 정신으로 합격하셨습니다.
(根気ある努力と不屈の精神で合格されました)
その他、【마음】(心)も【독하다】と相性ぴったり。
이런 상태에서 장기적인 목표를 이루기 위해 독한 마음으로 임해야 한다.
(このような状態で長期的な目標を達成するためには強い心で臨まなければならない)
つっこんだキツイ質問は、【독한 질문】です。
어떤 독한 질문이 나올까?
(どんなキツイ質問が出るでしょうか)
キツイこと、根気が必要なことは【독한 일】となります。
다이어트보다 독한 일이 금연이란다.
(ダイエットよりキツイことは禁煙だそうです)
あとがき
いかがでしたでしょうか?
「毒」から想像できる意味とはちょっと違った意味合いで、良くも、悪くも広く使われている単語です。
ぜひ、マスターして活用してみてください。