アンニョンハセヨ、韓国語ずきのゆきーたです。
今日は、便利に使いまわせる動詞ベスト10ぐらいに入るんじゃないのか?っていうぐらい、いろいろと使いまわせる日常会話必須単語の【터지다】を紹介したいと思います。
よく使う動詞だけに、お伝えしたい例文が多すぎて、ちょっと長文ですが、ぜひご一読ください。
ネイティブがよく使う韓国語【터지다】とは?
動詞の【터지다】は、ほんとにたくさん意味がある動詞です。
辞書をみると「起こる、発生する」「爆発する、破裂する」「突然出る、どっと出る」・・・・その他たくさんの意味が載っています。
多くの意味を覚えることも大切ですが、 動詞の【터지다】のイメージをまず覚えてしまうのが良いかと思います。
それは、「バーンと破裂する」「つまっていたものがドーンと出る」というイメージです。
「バーン」とか「ドーン」とか・・・変な説明ですが、いろいろな使い方を見ていくとそのイメージがつかみやすいかと思います。
ということで、早速、使い方を見ていきましょう!
ネイティブがよく使う韓国語【터지다】の使い方
突然に出来事、事件、事故が発生する
一番多く使われるのが「発生する」「勃発する」というニュアンスでの使い方です。
あまり良くない出来事の発生に関して使われることが多いように思います。どんな名詞の発生に【터지다】が使われているのかざーっと挙げてみます。
사건이 터졌다.
(事件が起きた)
문제가 터졌다.
(問題が発生した)
仕事、用事などを意味する【일】には、「事件」という意味もあります。【일이 터지다】は、日常の中で、「ささいなハプニングが起きた」「ややこしいことになった」と言うニュアンスでよく使われます。
일이 터졌다.
(事件が起きた)
その他にも、【사고】(事故)、【참사】(惨事)などなどいろんな出来事の発生に使えます。
사고가 터졌다.
(事故が起きた)
참사가 터졌다.
(大惨事が起きた)
전쟁이 터졌다.
(戦争が勃発した)
위기가 터졌다.
(危機的状況が発生した)
「不仲説」といった悪い噂に関しても 【터지다】が使われます。
불화설이 터졌다.
(不仲説が起きた)
コロナ禍の時代には、次の文を本当によくみかけます。
코로나가 터졌다.
(コロナ禍になった)
破裂する、爆発する
そして、何かがパーンと破裂する動きに対しても【터지다】はよく使われます。
身体の一部が破裂
まずは、身体の一部と【터지다】が一緒に使われるケースです。
身体の一部が実際に「破裂する」ということはめったにないと思いますが、「お腹が破裂しそう」「頭が破裂しそう」という表現は日本語でもありますよね?そんな時に【터지다】 が活躍してくれます。
너무 먹어서 배가 터질 것 같다.
(食べ過ぎてお腹が破裂しそうだ)
이사 준비로 머리가 터질 것 같네요.
(引っ越し準備で、頭が破裂しそう)
管状のものが破裂
次は、実際に物理的に破裂する場合です。「水道管」「血管」といった「管状のもの」の破裂に【터지다】は最適です。
수도관이 터졌다.
(水道管が破裂した)
혈관이 터졌다.
(血管が破れた)
空気が入っているものが破裂
他に中に空気が入っているものがパーンと破裂する場合にも、使われます。
풍선이 터졌다.
(風船がわれた)
공이 터졌다.
(ボールが破裂した)
爆弾系のものが爆発
「破裂する」というイメージをさらにパワーアップした「爆発する」という表現にも、 【터지다】が使われます。
지뢰 터져 트럭 운전자 1명 사망
(地雷が爆発、トラック運転手1名死亡)
폭탄이 터져 2명이 부상했다.
(爆弾が爆発して2名が負傷した)
どっと出る
【터지다】は、一気に何かがどっと出るイメージの動きにもよく使われます。
笑い、涙、怒り、喜びがどっとでる
喜怒哀楽を表すもの「涙」「笑い」「怒り」「喜び」などが一気に出てくる状況を表す際に、 【터지다】 はぴったりです。
웃음이 터졌다.
(笑いがどっと起きた)
울음이 터졌다.
(涙がどっとこぼれた)
갑자기 눈물이 터졌다.
(急に涙がどっと出た)
참았던 화가 터졌다.
(我慢していた怒りが爆発した)
기쁨이 터졌다.
(喜びがあふれた)
その他、心の中にあるいろんなものがどっと出る
その他、心の中にあるもの「不満」「不平」「欲求」「鬱憤(うっぷん)」などがどっと出る、爆発すると言いたい場合にも【터지다】で表現します。
불만이 터져 나오고 있다.
(不満が爆発している)
참았던 소비욕구 드디어 터졌다.
(抑えてきた消費欲求がついに爆発した)
국민들의 울분이 터졌다.
(国民の鬱憤が爆発した)
良いことが起きる
今まで紹介した意味とがらっと雰囲気が変わるのですが、 【터지다】 には、「良いことが一気に押し寄せる」という意味もあります。
幸せ、幸運などがどどっと押し寄せてきたというニュアンスを伝える時に使われます。
운수 터진 날
(運がやってきた日)
행복이 터졌다.
(幸せがやってきた)
행운이 터진 느낌이었다.
(幸運がやってきた感じだった)
Wi-Fiがつながる
そして、最近よく見かけるのがWi-Fiが「つながる」「つらがらない」 という時に【터지다】を使う方法です。
【터지다】 には、何かが急にどっと出てくる動きを表す動詞です。
Wi-Fi は目に見えませんが、電波(?)がどばっと出てきて Wi-Fi がつながるというイメージなのでしょうか?
와이파이가 잘 터져요.
(Wi-Fiがよくつながります)
와이파이가 안 터져요.
(Wi-Fiがつながりません)
(サッカーで)ゴールをする
最後は、ちょっと意外な使い方ですが、でも、よく使われている「ゴールをする」という意味です。
ほぼほぼサッカー競技についてでの話ですが、選手が「ゴールをした!」といういう時に【터지다】が使われています。
드디어 터졌다. 결승골!
(ついに決めた決勝ゴール!)
새해 첫 골 터졌다.
(新年初のゴールを決めた)
あとがき
いかがでしたでしょうか?
ほんとうにいろいろな使い方があるのかお分かりいただけましたでしょうか。
もっともっとよく使われる例文はあるのですが、限りがあるので厳選したものの、かなりの例文量になってしまいました。
ぜひ、マスターして活用してみてください。