アンニョンハセヨ、韓国語ずきのゆきーたです。
知り合いの韓国人がこんなことを言ってました「日本人ってほんとによく『定番』って言葉使うよね~」。
たしかに!「定番メニュー」「定番コース」「定番アイテム」などなど、日常の中でたくさん「定番」を使ってます。
では、韓国語で「定番」ってなんて言うのでしょうか?
韓国語ではピタッと一言で表すことができる単語はなく、文脈によっていろんな表現を使っていくしかありません。
そもそも「定番」ってどういう意味?
まず、韓国語にする前に、そもそも「定番」ってどんな意味で使われるのかを確認しておきましょう。
定番の意味をざーっと挙げてみると、こんな感じです。
①流行に左右されない基本的な商品
②いつ、どこにでもあるもの
③だれもがするような事
④当たり前、決まり切っていること
では、この4つ意味を韓国語にどうやって訳すのか見ていきましょう!
【대표】(代表)を使って表現する
まずは、定番のもつ「基本的な~」というニュアンスを表すものとしてよく使われるのが【대표】(代表)という単語です。
直訳すると「代表〇〇」となりますが、意味合い的には「定番」を表すことができます。
이 식당의 대표 메뉴가 뭐죠?
(この食堂の定番メニューは何だろ?)
우리집 대표 반찬
(我が家の定番のおかず)
【정해진】(決まる) を使って表現する
動詞【정해지다】(決まる)の連体形を使って表現する方法もあります。
【정해진+名詞】で、「決まった〇〇」という意味になり、「定番」のもつ「当たり前、決まり切っていること」というニュアンスを表現することができます。
「定番のコース」「定番のルート」などの表現にピッタリ使えそうです。
2차는 노래방에 가는 것이 정해진 순서잖아요.
(2次会はカラオケに行くのが決めった順序=定番のコースじゃないですか)
정해진 관광 코스가 아닌 기호에 맞는 코스를 자유롭게 선택해서 여행을 즐길 수 있다.
(決まった観光コース=定番の観光コースではなく、好みに合ったコースを自由に選択して旅行を楽しむことができる)
【단골】(得意先)を使って表現する
【단골손님】(常連客)、【단골집】(行きつけの店)でおなじみの【단골】を使って表現されることもあります。
いろんな名詞に 【단골】 をくっつけて使われているのを見かけることが多いです。
크리스마스 단골 곡
(クリスマスの定番曲)
단골 데이트 코스
(定番のデートコース)
엄마 단골 멘트
(お母さんの定番コメント)
【인기】(人気)を使って表現する
他に使えるのが【인기】(人気)と言う単語。「人気」と「定番」、完全にイコールではありませんが、遠からずです。
例えば、「定番ファッション」「定番商品」は、このように。
여름 시즌 인기 패션 브랜드
(サマーシーズン定番ファッションブランド)
특별한 가격으로 만나는 유니클로 인기 상품
(特別価格で出会うユニクロ定番アイテム)
【오랫동안】(長い間) を使って表現する
すこしくどい説明方式になりますが、 【오랫동안】(長い間) を使って表現することも可能です。
例えば、「定番のイベント」は、「長い間行われているイベント」とか、「定番の味」は、「長い間人気があるおいしさ」といったようにその後に続く表現に少し工夫が必要です。
오랫동안 행해진 이벤트
(長い間行われているイベント=定番イベント)
오랫동안 인기 있는 맛
(長い間人気がある味=定番の味)
外来語で表現する
「定番商品」という意味で、よく使われるのが 【스테디 셀러】です。
これは、英語の【steady seller 】を韓国語にしたもの。直訳すると「固定したよく売れるもの」となり、たしかに「定番」というニュアンスを伝えることができます。
세대를 뛰어넘는 스테디 셀러 과자
(世代を越える定番お菓子)
이 상품은 스테디 셀러로 자리를 잡았다.
(この商品は定番商品の地位を得た=定番商品になった)
以上、本日の「韓国語でなんて言う?」でした。