アンニョンハセヨ、韓国語ずきのゆきーたです。
今日ご紹介するのは動詞の【정색하다】。
【정색하다】 の【정색】 は、漢字で書くと「正色」と書きます。「正色する」・・・日本語では使わない表現です。
でも、この「正色する」こと【정색하다】は、韓国語の会話では常連単語です。
ぜひ、ご一読ください。
ネイティブがよく使う韓国語【정색하다】とは?
では、 【정색하다】 は動詞です。どんな意味なのかというと、次のような意味で辞書に載っています。
・ムキになる
・真顔になる
・開き直る
・色をなす
・改まる
実際の日常会話では、このうち「ムキになる」「真顔になる」「開き直る」、さらには広げて「怒る」というニュアンスでの使い方がとても多いです。
ネイティブがよく使う韓国語【정색하다】の使い方
では、いろんな活用形や語尾で、使われ方を見ていきましょう。
~します。:정색해요.
まずは、へヨ体です。
「なんでムキになるの?」と相手に言いたい時には、へヨ体の疑問文でOKです。
뭘 그렇게 정색해요?
(なんでそんなにムキになるんですか?)
~しました。:정색했어요.
次は、へヨ体の過去形。
笑っていたのに急に真顔になった・・・と言う変化を表す際に、【웃다가】(笑っていたのに)という表現とセットで使われることが多いです。
웃다가 갑자기 정색했어요.
(笑っていたのに急に真顔になった)
~して:정색하고
一番多い使い方は「~して」という意味で使える【-고】をつけた形です。
정말 정색하고 욕을 했다.
(本当にムキになって悪口を言った)
「開き直る」というニュアンスでも使われます。
동생은 사과하기는 커녕 정색하고 나섰다.
(弟は謝るどころか開き直った)
~して:정색해서
「~して」というニュアンスでは、【정색해서】の形もよく見かけます。
아빠가 정색해서 말하는 모습을 보고 아이도 분위기를 파악했다.
(父親が真顔になって話す姿を見て子供も空気を読んだ)
~ながら:정색하며
「~しながら」という意味の【-며】を付けた形もおなじみです。
갑자기 정색하며 장난 적당히 하라고 합니다.
(急に真顔になって冗談はいい加減にしろといった)
~しないでください : 정색 하지 마세요.
「ムキにならないでください」と言いたい時には、【-지 마세요】をつけて使いましょう。
다들 화내고 정색하지 마세요.
(みなさん怒ってムキにならないでください)
~するな:정색하지 마.
ため口で「~するな」という時には、【-지 마】を付ければOK。
「ムキになるなよ」と言ったニュアンスで使えます。
자꾸 정색하지 마.
(やたらめったらムキにならないで)
現在連体形:정색하는+名詞
連体形もよく使われます。まずは、現在形の連体形です。
갑자기 정색하는 표정을 지었다.
(急に真顔の表情をした=真顔になった)
過去連体形:정색한+名詞
そして、過去形の連体形を使ってこんな文も作れます。
저보고 정색한 이유가 뭘까요?
(私にムキになった理由は何でしょうか)
~させる:정색하게 만들다
「~させる」と言う意味の【 -게 만들다】 をつけた形もよく見かけます。
「ムキにさせた」「怒らせた」というニュアンスになります。
그를 정색하게 만든 사람이 누구예요?
(彼をムキにさせて=怒らせた人は誰ですか)
あとがき
いかがでしたでしょうか?
「正色」という漢字からは想像もつかないのですが、「ムキになる」「真顔になる」「開き直る」といった意味で広く使うことができます。
ぜひ、マスターして活用してみてください。