アンニョンハセヨ。韓国語ずきのゆきーたです。
韓国語試験の最高峰ともいえる「ハングル検定1級」。出てくる語彙の範囲は、無制限!
一体どうすればいいのやら?となってしまいます。
ですが、過去問は絶対に裏切りません。しっかり過去問を抑えましょう。
今回は、過去問に登場した単語の中から「副詞」に注目して紹介していきたい思います。
누누이 / 何度も、繰り返し
【누누이】の【누누】は漢字で「縷縷」と書きます。
日本語で「とぎれることなく続く様子」を「縷々として」という表現しますが、その「縷縷」です。
日本語で「縷々として」というと、だらだら長く続く感じですが、韓国語の 【누누이】 は、「何度も」「繰り返し」という意味で使われています。
会話の中では「何度も繰り返し言ったでしょ!」といったような文で登場します。
내가 나오지 말라고 누누이 말했는데.
(私が出てくるなって何度も言ったのに)
누누이 강조했지만 보안에 문제가 생길 가능성이 높다.
(繰り返し強調したが、保安に問題が生じる可能性が高い)
도통 / まったく
【도통】は、漢字で書くと「都統」。どちらの漢字も「すべて」という意味があることからわかるように、 【도통】 は、「すべて」という意味があります。
そこから広がって実際の会話では「まったく」「全然」という意味として、否定文で使われることがほとんどです。
도통 이해할 수 없어요.
(まったく理解できません)
도통 용서가 안 돼요.
(まったく許せません)
가뜩이나 / そうでなくても、ただでさえ
【가뜩이나】は、「そうでなくても」「ただでさえ」という意味の副詞です。
日常会話では、「ただでさえ〇〇〇なのに、△△△まであって最悪!」というような愚痴をこぼす時によく使われています。
가뜩이나 비싼 휴대폰 가격 더 오른답니다.
(そうでなくても高いスマホの値段がさらにあがるそうです)
가뜩이나 생활이 힘든데 코로나때문에 완전히 망했어요.
(ただでさえ生活が大変なのにコロナのせいで完全にダメになった)
득달같이 / 間髪を入れず
【득달같다】と言う単語があります。これは「間髪をいれない」「一刻の猶予もない」という形容詞ですが。
その副詞バージョンが【득달같이】となります。「間髪を入れず」「すぐに」という意味で、普通の会話でもよく使われます。
무슨 일이 생기면 득달같이 모이는 이들의 우정
(何かがあれば間髪入れず集まる彼らの友情)
신제품이 나오면 득달같이 구입해야 직성이 풀린다.
(新製品が発売されれば間髪入れず購入してこそ気が晴れる=購入しないと気が晴れない
여간 / 並大抵に~ではない
【여간】は、漢字で書くと「如干」と書くそうです。日本語では使わない漢字語ですね。
単独での意味は、「普通に」「並々に」「並大抵に」という意味ですが、必ず否定の文で使われます。
例えば、次の文は定番の文としてよく使われます。
여간 힘든 일이 아니에요.
(並大抵の大変な仕事ではありません)
【여간해서】と言う形でもよく使われます。
그러나 이를 인정하는 것이 여간해서 쉽지 않을 것이다.
(でもこれを認めることは並大抵に簡単なことではないだろう)
あとがき
いかがでしたでしょうか?
どの副詞も一般的に使われているものばかり。ハングル検定1級単語=難しすぎて、実用的ではない!といことは全くなく、実際にもどんどん使われているものばかりです。
ぜひ、頑張って覚えてみてください。
※関連記事まとめ
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