アンニョンハセヨ。韓国語ずきのゆきーたです。
今回は、「私だったら、そんなことしないのに・・・」「いつもだったら〇〇〇なのに・・・」という時の、「~だったら」にあたる韓国語表現【같으면】を紹介したいと思います。
日常会話で頻繁に使える便利な表現です。
ネイティブがよく使う韓国語表現【같으면】とは?
【같으면】は、「同じだ」「等しい」という意味をあらわす【같다】からできている表現です。
【같다】に【-으면】(~なら)をつけて、【같으면】です。
直訳すると、「同じだったら」「同じなら」です。
ですが、【같으면】の前に名詞を付けて【名詞+같으면】の形にすると、「もし~だったら」「もし~なら」というように「ある仮定のもとで現実と比較する」表現となります。
ネイティブがよく使う韓国語表現【같으면】の使い方
では、具体的な使い方を、相性の良い名詞を使った例文でみていきたいと思います。
人を表す単語+ 같으면
まず多いのが「私」「あなた」「あんた」「あの人」「その人」「〇〇さん」のような「人」を表す単語です。
私だったら / 나 같으면
【같으면】がもっともよく使われるパターンが、この【나 같으면】かもしれません。「私だったら〇〇なのに」という時にとてもよく使います。
나 같으면 절대 안 해요.
(私だったら絶対にしないです)
나 같으면 이렇게 투자해요.
(私だったらこんな風に投資します)
【-ㄹ/을 텐데】(~だろうに)」という表現が、【같으면】と一緒に使われることがとても多いです。
나 같으면 저렇게 안 할 텐데.
(私だったらあんなことしないのに)
あなただったら / 당신 같으면
相手に対して「あなただったら」「お前だったら」と言いたい時にも、【같으면】です。
당신 같으면 어떻게 하겠어요?
(あなただったらどのようにしますか)
너 같으면 불만이 없어?
(あんただったら、不満ない?)
〇〇さんだったら / 〇〇씨 같으면
具体的な人名+【같으면】ももちろんOK。「~さんだったら〇〇なのになあ」というようなニュアンスで使えます。
미경 씨 같으면 아마 그랬을 거예요.
(ミギョンさんだったらたぶんそうしたでしょうね)
時を表す単語+ 같으면
次は、「時」を表す単語+【같으면】のパターンです。
この頃だったら / 요즘 같으면
【요즘】(この頃、最近)と、【같으면】の組み合わせで「この頃なら」「今なら」。
요즘 같으면 상상도 못 할 일이죠.
(この頃なら想像もできないことでしょ)
いつもだったら / 평소 같으면
【평소】(平素、いつも)と、【같으면】の組み合わせで「いつも」「平素なら」。
「いつもなら〇〇なのに、今日は、いつもと違って△△だ」という趣旨の文でよく使われます。
평소 같으면 사람이 많을텐데 지금은 전혀 보이지 않네요.
(いつもだったら人が多いのに、今は全然人が見えません)
昔だったら / 옛날 같으면
【옛날】(昔)と、【같으면】の組み合わせで「昔なら」。
「昔だったら〇〇なのに」というように、今と昔を比較して何かを言う時によく使います。
옛날 같으면 결혼해서 아이가 한 둘 있어야 할 나이인데….
(昔だったら結婚して子供が1、2人いなきゃだめな年齢なのに・・・)
以前だったら / 예전 같으면
【예전】(以前)と、【같으면】の組み合わせで「以前なら」。
先ほど紹介した【옛날 같으면】と同じく、過去との比較でよく使われます。
예전 같으면 화를 냈을 텐데 이제 화를 안 낸다.
(以前だったら怒ったでしょうが、今は怒りません)
場所を表す単語+같으면
最後は、場所を表す単語+【같으면】です。
多いのが、「日本なら・・・」「韓国なら・・・」「外国なら・・・」というように、国同士の比較の文で使うパターンです。
일본 같으면 이것보다 훨씬 더 비쌌을 텐데.
(日本だったらこれよりもっと高かっただろうに)
미국 같으면 스토킹은 범죄에 해당된다.
(アメリカだったらストーカーは、犯罪に該当する)
他にも、自分の会社や家をほかの会社や家と比較して「他の会社なら」「他の家なら」というように比較するときに使ったりもします。
다른 회사 같으면 책임자가 해고됐을 거에요.
(他の会社だったら、責任者が解雇されるはずです)
다른 집 같으면 이런 일은 남편들이 주로 하는 일이겠지만 우리집은 안 그래요.
(他の家だったこんなことは旦那さんが主にする仕事でしょうけど、うちはそうではありません)
あとがき
いかがでしたでしょうか。
相手に対して「私なら~するよ」というアドバイスをする際に、頻繁に使う表現で、ドラマなどでも本当によく耳にします。
ぜひマスターして活用してみてください。