アンニョンハセヨ。韓国語ずきのゆきーたです。
今回ご紹介する単語は、副詞の【제발】。
相手に何かお願いをするときに、この単語を合わせて使うことがとっても多く、会話に頻繁に登場します。
ドラマでも、実際の日常会話でもすごーくたくさん耳にする、必須韓国語単語です。
ネイティブがよく使う韓国語【제발】とは?
【제발】を辞書で調べてみると、「なにとぞ、どうぞ、どうか、ぜひ」という意味が紹介されています。
そのような意味以外でも、会話では、「頼むから」「お願いだから」「絶対に」というようなニュアンスでも使われていることが多く、相手に、切実に何かをお願いしたり、すがっている感じを伝えることができます。
ネイティブがよく使う韓国語【제발】の使い方
具体的な使い方を、よく使われる活用形でみていきたいと思います。
【~세요】【~아/어 주세요】(~してください)と一緒に使う
まずは、「~してください」を意味する活用形です。
韓国語で「~してください」は、指示・命令を意味する【~세요】、依頼を意味する【~아/어 주세요】の2つがありますが、どちらも【제발】と相性がばっちりです。
相手に何かを切実にお願いする文によく使います。
제발 제 말 들어 주세요.
(どうか私の話を聞いてください)
제발 살려주세요.
(どうか助けてください)
友達同士で、相手に何かをすがるように、甘えるように、お願いするような時にも使ったりもします。
제발 도와줘.
(お願いだから手伝って)
意味は「どうか」ですが、なんとなく「絶対に」と言うニュアンスでが感じられる場合もあります。
당뇨에 나쁜 음식 이것만은 제발 피하세요.
(糖尿病にわるい食べ物、これだけはどうか=絶対に避けてください)
【~지 마세요】(~しないでください)と一緒に使う
相手に「どうか~しないでください」と言いたい時は、【제발】と【~지 마세요】(~しないでください)を組み合わせればOKです。
제발 거짓말 하지마세요.
(どうぞお願いですから嘘をつかないでください)
불법 주차 제발 하지 마세요.
(不法駐車はどうかしないでください)
제발 이런 말 좀 하지마세요.
(どうかそんなことは言わないでください)
【~았/었으면 좋겠어요】(~だったらいいのに)と一緒に使う
願望を表す表現【~았/었으면 좋겠어요】(~だったらいいのに)も、【제발】とよく一緒に使われます。
直訳すると「どうか~だったらいいのに」となり、なんとなくちょっと変な感じです。意訳して「どうか~でありますように」ぐらいでしょうか。
회사가 제발 잘못을 인정하고 사과를 해주었으면 좋겠어요.
(会社がどうか間違いを認めて、謝罪をしてくれればいいのに)
아동학대가 제발 없었으면 좋겠어요.
(児童虐待が、どうかなくなればいいのに=なくなりますように)
【~았/었으면 좋겠어요】の否定形、【~지 않았으면 좋겠어요】(~でなければいいのに)もよく使われます。
제발 그러지 않았으면 좋겠어.
(どうかそのようにしないでくれたらいいのに=どうかそのようにしないで)
【~요】だけをつけて使う
最後は、【요】だけを付けるパターンです。
【제발】は、パッチムがあるので、【이요】がくっついて、【제발이요】になります。
この形で使うと、「頼むから!」「お願いだってば!」というような懇願している感じがさらに伝わりそうな勢いを感じます。
아버지 제발이요!
(お父さん、お願いだって)
【제발】の2連発型もよく聞きます。
제발이요, 제발!
(どうか、お願いですから)
あとがき
いかがでしたでしょうか。
相手に強くお願いする際に、ちょこっとつけてみると切実感が増します。
緊迫した状況でも使えますが、友達同士のちょっとふざけた感じで使われることも多く、幅広く活躍してくれる単語です。
ぜひ、マスターして活用してみてください。