アンニョンハセヨ。韓国語ずきのゆきーたです。
日本語の「こぼす」という単語。いろんな場面で使いますよね?
韓国語では一体どういうのでしょうか?
何を「こぼす」のかによって、使う韓国語動詞も七変化してしまいます。
ごはんをこぼす:흘리다
まず、何か食べ物を「こぼす」という場合、動詞の【흘리다】が使われます。
【흘리다】は、粒状のもの、液体状のものを「こぼす」時に使われる動詞です。
밥을 흘렸어요.
(ご飯をこぼしました)
水をこぼす:엎지르다/흘리다
「水をこぼす」「ビールをこぼす」のように液体を「こぼす」場合には、動詞【엎지르다】(こぼす)を使います。
でも、先に紹介した【흘리다】(流す、こぼす)が使われることも多いです。
물을 엎질렀어요.
물을 흘렸어요.
(水をこぼしました)
맥주를 엎질렀어요.
맥주를 흘렸어요.
(ビールをこぼしました)
涙をこぼす: 눈물을 흘리다
涙を「こぼす」場合は、先ほどの飲み物を「こぼす」で紹介した【흘리다】を使います。
【흘리다】は、「こぼす」という意味のほか、「流す」という意味もあるので、液体状のものがこぼれて流れる感じにピタッとするのだと思います。
눈물을 흘렸어요.
(ご飯をこぼしました)
愚痴をこぼす:푸념하다
ここからは少し抽象的な「こぼす」の登場です。
「愚痴をこぼす」場合には、【푸념하다】という動詞を使います。
【푸념하다】には、「泣き言を言う」「愚痴を言う」という意味があり、正に「愚痴をこぼす」を表現するのにぴったりです。
가족들한테는 계속 푸념했어요.
(家族にずっと愚痴をこぼしました)
너무 속상해서 푸념했어요.
(とても心が傷ついて愚痴をこぼしました)
笑みをこぼす:미소를 띠다
最後は、「笑みこぼす」の「こぼす」の場合には、【띠다】という動詞を使います。
【띠다】には、表情などを「帯びる」「浮かべる」という意味があります。
自然と笑顔になるという「こぼす」のニュアンスが、【띠다】で表現できるようです。
미소를 띠며 말했어요.
(笑みをこぼしながら話しました)
あとがき
いかがでしたでしょうか?
「こぼす」といっても、いろいろありますね。
覚えるのはちょっと大変なのですが、でも、上手な使い分けが求められそうです。
以上、本日の「韓国語でなんて言う?」でした。