アンニョンハセヨ。韓国語ずきのゆきーたです。
変わった発音の韓国語は、印象が強く残って、覚えやすいことってありませんか?
今回ご紹介する、慣用表現【보자 보자 하니까】も、発音がちょっとユニークで覚えやすい表現です。
しかも・・・ドラマのセリフでもよく聞きますし、日常会話でもよく耳にします。ぜひマスターしてみてください。
ネイティブがよく使う韓国語表現【보자 보자하니까】とは?
【보자 보자 하니까】・・・発音してみると「ボジャボジャハニカ」。かなりユニークです。
では、この【보자 보자 하니까】を分解してみましょう。
【보자】=動詞【보다】の【~자】(~しよう)の形
【~하니까】=~していたら、~してみると
動詞の【보다】は、「見る」がもっとも代表的な意味ですが、「結果をみる、待ってみる」というようなニュアンスでも使われる動詞でもあります。
つまり、直訳してみると「待ってみよう、待ってみようとしていたら・・・」「結果をみてみよう、みてみようとしていたら・・・」となります。
でも、実際には、直訳表現から、さらに広がりを見せて、「気に入らないけれど、我慢して、我慢してみたら・・・」という意味で使われています。
もっと、シンプルに表現するなら「黙っていたら・・・」というニュアンスです。
ネイティブがよく使う韓国語表現【보자 보자 하니까】の使い方は?
では、例文をたくさんみてどのように使われるかを確認していきましょう。
先ほど紹介したように「我慢していたら・・・」「黙っていたら・・・」が【보자 보자 하니까】の意味ですが、ほとんどの場合、【보자 보자 하니까】の後には、良くない事実が続きます。
日本語に訳すなら、「我慢していたらいいことに、ひどいことをした」「黙っているのといいことに調子乗って〇〇〇までした」というようにつながることが多いです。
보자 보자 하니까 너무 하네요.
(黙っているのをいいことに、本当にひどいですね)
보자 보자 하니까 이렇게까지?
(黙っていればこのようになるまで?=黙っていたらこんなひどいことも?)
보자 보자 하니까 너무한 거 아니야?
(黙っているのをいいことにひどすぎない)
보자 보자하니까 열 받게 하네요.
(黙って我慢していたら怒らせるんだね)
보자 보자하니까 아주 건방졌어요.
(黙って我慢していたらとっても生意気になりました)
ドラマなんかでは、【보자 보자 하니까】の後は完全に省略して、【보자 보자 하니까】だけを絶叫しているケースも多いです。
「こんなひどいことをするの!」とか「ひどすぎるでしょ!」といった怒りの気持ちが含まれている感じになります。
진짜 보자보자하니까!
(本当に我慢して黙っていたら!)
あとがき
いかがでしたでしょうか?
「我慢して聞いていたら」「黙って聞いていたら」・・・ちょっとよろしくない表現ではありますが、ドラマではよく登場します。
日常会話ではあまり使いたくない表現ではありますが、「我慢の限界だ!」と言うような時には、ぴったりの表現です。
ぜひマスターして、活用してみてください。