アンニョンハセヨ。韓国語ずきのゆきーたです。
日本語で「腹を割って話す」なんて言い方をしますね。
韓国語でもこの日本語にぴったりの表現があります。それが、今回ご紹介する【터놓고 이야기하다】です。
日常生活でも、そして、ドラマでもよく耳にする表現ですので、ぜひマスターしてみてください。
ネイティブがよく使う韓国語【터놓고 이야기하다】とは?
【터놓고 이야기하다】は、【터놓다】と【이야기하다】という2つの動詞からできています。
それらの動詞を【-고】(~して)という語尾でつないでいる表現です。
動詞が2つありますが、大事なのは、1つ目の動詞の【터놓다】です。
【터놓다】を辞書で調べると、
・さえぎるものを取り除く
・開放する
・分け隔てなく付き合う
・打ち明ける
・腹を割る
などの意味が出てきます。
つまり、何にも遮られず、全部おおっぴろげにするイメージの動詞です。
その【터놓다】に【이야기하다】(おしゃべりする)をくっつけてできる【터놓고 이야기하다】は、「何でもかんでも隠さず話す」という意味になります。
ネイティブがよく使う韓国語【터놓고 이야기하다】の使い方
では、具体的にどのように使うのかを見ていきましょう。
へヨ体&へヨ体の過去形
一番シンプルなのは「へヨ体」での使い方。
부끄럽지만 솔직하게 터놓고 이야기했어요.
(恥ずかしいけれど正直に打ち明けました)
上の例文に登場した【솔직하게】(正直に)という単語は、【터놓고 이야기하다】とよくセットで使われます。
~합시다/하자(~しましょう、~しよう)の形で
「今日はなんでも話そう!」「隠し事なくすべて話そう!」という場面では、【~합시다】(~しましょう)や【~하자】(~しよう)の形で使われます。
터놓고 이야기합시다.
(包み隠さず話しましょう)
터놓고 이야기하자.
(包み隠さず話そう)
~하세요/~해주세요(~してください)の形で
相手に、なんでも打ち明けてほしいときは、【~하세요】や【~해주세요】(~してください)という表現とセットで使われます。
뭐든지 터놓고 이야기해 주세요.
(なんでも隠さず話してください)※相手にお願いするとき
뭐든지 터놓고 이야기하세요.
(なんでも隠さず話してください)※相手に指示するとき
名詞【마음】と一緒に使う
【터놓고 이야기하다】と一番相性の良い名詞は【마음】(心)です。
直訳すると「心を打ちあけて話す」となり、正に「腹を割ってなんでもはなそう」という感じですね。
마음을 터놓고 이야기하자.
(心を打ち明けて話しましょう)
その他の使い方
「なんでも打ち明けられる」+「名詞」というような形での使い方もたくさんされます。
그 친구하고는 뭐든지 터놓고 이야기할 수 있는 사이예요.
(その友達とはなんでも打ち明けられる間柄です)
뭐든지 터놓고 이야기할 수 있는 친구가 있었으면 좋겠어요.
(なんでも打ち明けられる友達がいたらいいのに)
점심만큰 동료와 마음을 터놓고 이야기할 수 있는 시간은 없어요.
(昼ご飯の時間ほど、同僚となんでも腹を割って話せる時間はありません)
【이야기하다】の代わりに、【말하다】(言う、話す)や【소통하다】(疎通する)という動詞とセットで【터놓고 말하다】を使う場合も多いです。
그들과 터놓고 소통할 수 있는 사람이 필요하다.
(彼らと腹を割って意思疎通ができる人が必要だ)
솔직하게 다 터놓고 말했어요.
(正直に全部腹を割って話しました)
あとがき
いかがでしたでしょうか?
「なんでもかんでも話す」「打ちあける」「腹を割る」・・・このような日本語を韓国語で表現するなら【터놓고 이야기하다】が最適です。
ぜひ、マスターして活用してみてください。