アンニョンハセヨ。韓国語ずきのゆきーたです。
今回は韓国の小説を読んでいるとよく目にする【퉁명스레】について紹介していきたいと思います。
ネイティブがよく使う韓国語【퉁명스레】とは?
【퉁명스레】は、副詞で、
・ぶっきらぼうに
・つっけんどんに
・不愛想に
といった意味で使われます。
そもそも、【퉁명】というのが、「つっけんどん」「不愛想」「ぶっきらぼう」という意味の名詞です。
そして、【퉁명】に「~らしい」という意味のある接尾辞【-스럽다】をつけた【퉁명스럽다】という形容詞も存在します。
その副詞バージョンが、【퉁명스레】になるというわけです。
ネイティブがよく使う韓国語【퉁명스레】の使い方
【퉁명스레】は、「ぶっきらぼうに」「つっけんどんに」「不愛想に」という意味として、【말하다】(言う)、【대답하다】(答える)、【묻다】(尋ねる)という動詞とセットで使われることがほとんどです。
例えば、ぶっきらぼうに言い放つ様子をいう時には・・・
“이번엔 또 뭐야?” 퉁명스레 말했다.
(「今度はまた何?」ぶっきらぼうに言った)
愛想の悪いタクシー運転手さんについて言うならば・・・
택시 운전사는 어디로 가느냐고 퉁명스레 물었다
(タクシーの運転手はどこに行くのかと不愛想に聞いた)
そっけなく返事をするという場面でも【퉁명스레】がぴったりです。
엄마는 별일 아닌 듯 ‘알았어’ 하고 퉁명스레 대답했다.
(お母さんは大したことでもないかのように「わかった」とそっけなく返事した)
【질문하다】(質問する)という動詞とも、相性抜群です。
“어떻게 오셨어요” 라며 퉁명스레 저에게 인사도 없이 질문을 하셨습니다.
(「どうしていらっしゃったんですか」と愛想なく私に挨拶もしないで質問されました)
こんな面白い文を見つけました。同じ料理でも【퉁명스레】出されたら、おいしく感じないかも・・・といった趣旨の文です。
똑같은 음식을 아무 설명없이 퉁명스레 내준 식당과 적절한 설명과 함께 공손히 내준 식당. 맛이 같을까요?⠀
(同じ料理をなんの説明もなく無愛想に出す食堂と、適切な説明と共に丁寧に出す食堂。味がおなじでしょうか?)
あとがき
いかがでしたでしょうか?
「不愛想」「そっけなく」「ぶっきらぼうに」・・・・そういう冷たい態度を表現するには、この【퉁명스레】が本当に最適の単語です。
ぜひ、マスターして活用してみてください。