アンニョンハセヨ。韓国語ずきのゆきーたです。
韓国ドラマでよくあるのが、登場人物たちが顔を合わせるたびに、ああだこうだ口げんかしたり、言い争ったりする場面です。
そのように「言い争う様子」を表す副詞が韓国語にはあるのをご存じでしょうか?
それがまさに本日ご紹介する【티격태격】という単語です。
ネイティブがよく使う韓国語【티격태격】とは?
【티격태격】は、品詞で言うと副詞です。
辞書をみると
・言い争う様子
・なんだかんだ
・どうのこうの
・ああだこうだ
といったような意味が出てきます。
要は、「口喧嘩をしているよすう」「言い争っている様子」「ああだこうだやりあっている様子」を表現する副詞なのです。
ネイティブがよく使う韓国語【티격태격】の使い方
では、次にどのように使っていくのかを見ていきたいと思います。
【티격태격】を動詞や慣用表現とセットで使う場合
まずは、【티격태격】を純粋に副詞として使い、いろんな動詞とセットで使う場合です。
シンプルに、「けんかする」という意味のある表現【싸우다】と合わせて使ったり・・・
티격태격 싸웠다.
(ああだこうだ言い争って神経戦を繰り広げた)
他には、「競り合う」という意味のある動詞【맞붙다】と合わせて使ったり・・・
티격태격 맞붙었다.
(ああだこうだ言い争って競り合った)
さらに、「神経戦を繰り広げる」という意味のある表現【신경전을 벌이다】と合わせて使ったり・・・といろいろな動詞や慣用表現とセットで使うことができます。
티격태격 신경전을 벌였다.
(ああだこうだ言い争って神経戦を繰り広げた)
【티격태격】に動詞【하다】をつけて使う場合
また面白いことに、【티격태격】に動詞の【하다】をくっつけて、【티격태격하다】という形にして、動詞のように使ってしまうことも可能です。
そうすると「口げんかする」「言い争う」「ああだこうだ言い合う」といった動詞の意味でそのまま使うことができます。
저 두 사람은 매사에 티격태격한다.
(あの2人は、何事にもああだこうだと口喧嘩をする)
티격태격하는 사이
(言い争いをする間柄)
あとがき
「言い争う」とか「口喧嘩をする」を韓国語にする場合、他にもきっと言い方があるかと思います。
でも、韓国語ネイティブがよく使っているのは、この【티격태격】なような気がします。日本語の発想からなかなか出てきにくい副詞なのですが、本当に便利な単語です。
ぜひぜひマスターして活用してみてください。