アンニョンハセヨ。韓国語ずきのゆきーたです。
「韓国語でなんて言う?」シリーズ・・・今回は、「真っ二つになる」という表現を紹介したいと思います。
実は、私通訳をしていた時、この「真っ二つになる」の韓国語が出てこなかった経験があります。
簡単そうで、意外に盲点になっている韓国語表現ってあるのですが、正に私にとってはこの「真っ二つ」がその盲点でした。
では、早速見ていきましょう!
「真っ二つになる」は、韓国語で【두 동강이 나다】
韓国語で「真っ二つになる」を表現すると【두 동강이 나다】となります。
【두 동강이 나다】を分析してみると・・・
【두】=ふたつ
【동강】=~切れ、~片
【이】=~が
【나다 】=~が生じる
直訳すると、「二つの切れ端が生じる」となるのです。
「真っ二つ」というと、「真っ二つに割れる」とか「真っ二つに折れる」といったように、「割れる」「折れる」とも使われることも多いですよね。
でも、韓国語では、割れようが、折れようが、とにかく「二つの破片が生じる」という視点で、【두 동강이 나다】を使うことがほとんどです。
【두 동강이 나다】の使い方(物理的なもの)
【두 동강이 나다】がどのように使われるのか、例文でみていきましょう。
おもちゃでも、バッドでも、何でもOK、物が「真っ二つ」になる時に使えます。
장남감이 두 동강이 났어요.
(おもちゃが真っ二つになりました)
베트가 두 동강이 났어요.
(バットが真っ二つに折れました)
ニュースでよく見かけるのがこんな一文。
사고로 두 동강이 난 자동차
(事故で真っ二つになった自動車)
新聞のタイトルでお目にかかるのがこんな文です。
항공기 착륙시 두 동강
(航空機、着陸時真っ二つに)
【두 동강이 나다】の使い方(抽象的なもの)
上の例文で見たように、具体的な物が「真っ二つ」になるという場合だけでなく、「意見が真っ二つに分かれた」「関係が真っ二つになった」というような、抽象的なものにも、この【두 동강이 나다】が使えます。
例えば、「希望が打ち砕かれた」・・・というニュアンスで。
희망마저 두 동강 났다.
(希望すら真っ二つになった)
他に、「世論が真っ二つ」に割れるという状況でも。
삼성전자 부회장의 방북(訪北)을 두고 국민 여론이 두 동강 났다.
(サムソン電子の副会長の北朝鮮訪問について、国民の世論が真っ二つに割れた)
心が「真っ二つ」になるような感じを表す際にも使えます。
그 사실을 알고 내 마음 두 동강 났다.
(その事実を知り、私の心は真っ二つになった)
「信頼にひびが入った」時にももちろんOK。
두 동강 난 신뢰
(真っ二つになった信頼)
あとがき
いかがでしたでしょうか。
折れようが、割れようが、とにかく二つに分かれたものは、すべて【두 동강이 나다】で表現できるのがお分かりいただけましたでしょうか。
【두 동강이 나다】さえ知っていれば、いろんな「真っ二つ」を表現でき、とっても便利。
ぜひ活用してみてください。