アンニョンハセヨ。韓国語ずきのゆきーたです。
「韓国語でなんて言う?」シリーズ、今回は、寒さで「手がかじかむ」という表現を見ていきたいと思います。
そもそも、日本語の「かじかむ」ってどういう意味なのかをまず確認しておきますね。
日本語の辞書を見ると「かじかむ」は、「寒さのため手足が凍えて思うように動かなくなるのこと」と定義されています。
では、この「かじかむ」・・・韓国語でどのように言うのか、見ていきましょう。
動詞【얼다】を使った表現
韓国語で「手がかじかむ」とい時に、もっともよく使われるのが動詞の【얼다】です。
【얼다】は、「凍る」という意味が代表的ですが、「寒さのために、感覚がなくなる」というニュアンスでも使われます。
「感覚がなくなる」というニュアンスは、まさに「かじかむ」ですよね。
너무 추워서 손이 얼었어요.
(とても寒くて手がかじかみました)
벌써 손이 얼어서 움직이지 않아요.
(もうすでに手がかじかんで動きません)
ちなみに「かじかんだ手」を温めるという場合には、「溶かす」という意味のある動詞【녹이다】を使って表現します。
얼은 손 녹이며 따뜻한 커피 한잔
(かじかんだ手を温めつつ、暖かいコーヒー一杯)
動詞【굳다】を使った表現
もっともよく使われる表現は先ほど紹介した【얼다】を使った表現ですが、「硬くなる」「こわばる」という意味のある動詞【굳다】が使われている場合もあります。
추위에 굳은 손가락
(寒さでこわばった=かじかんだ手指)
形容詞【곱다】を使った表現
「凍る」「硬くなる」という動詞以外の表現は?というと、形容詞の【곱다】があります。
【곱다】というと、「美しい」という意味の形容詞として有名ですが、同じスペルでありながら全く違う意味の形容詞があります。
意味は「かじかむ」「凍える」となり、「美しい」という意味の【곱다】と違い、規則活用をします。
この「かじかむ」という意味の【곱다】は、使われる頻度が少なく、韓国語の人でも「初めて聞いた」という人がいるかもしれませんが、辞書にはちゃんと載っています。
주워서 손가락이 곱았어요.
(寒くて手指が凍えました=かじかみました)
「~なる」という意味を表す【~지다】を付けて、【곱아지다】と表現されることもあります。
강바람때문에 손이 곱아졌어요.
(強風のせいで手が凍えました=かじかみました)
あとがき
いかがでしたでしょうか。
「かじかむ」にも、いろいろな表現があるのがお分かりいただけましたでしょうか。
一番メジャーなのは動詞【얼다】を使うパターンで、私も【얼다】を使って表現しています。
頭の中に「【얼다】=凍る」というイメージがあって、「凍る」と「かじかむ」ってちょっと違うような気がして、気になって仕方がなかったのですが、【얼다】には「感覚がなくなる」という意味もあることを知り、それ以降は納得して使っています。
みなさんも、ご自身のお好みで「かじかむ」を表現してみてください。