韓国語単語を効率的に覚える【4つの秘訣】

韓国語の勉強あれこれ

アンニョンハセヨ。韓国語ずきのゆきーたです。

語学の勉強といえば、単語をどれだけ覚えるかにかかっているといっても過言ではありません。

私が教えている生徒さんも「単語がなかなか覚えられなくて・・・」といつも苦しんでいます。

私も経験者です。すごくよくわかります。

最後に頼るのは自分の記憶力しかないのですが、少しでも効率的に覚える方法があればそれを使わない手はありません。

そこで、今回は私がやってよかったなあとおもう効率的な単語の覚え方をご紹介したいと思います。

コロケーションで覚える

単語を覚えるというと、その単語だけを必死に書いたり、読んだりして記憶させることを考えがちです。

それはそれで一定の効果もあります。

けれど、単語はたった一つの単語だけで使われることはなく、例えば名詞なら何かの動詞とセットで使われることがほとんとです。

ある形容詞はある動詞とよくセットで使われるという場合もよくあります。

つまり、「この単語この単語とセットでよく使われる」というような、組み合わせの相性というのがあるということです。

コロケーションとは?

「ある単語と単語のよく使われる組み合わせ」「ある単語とある単語の自然なつながり」を、文法用語で「コロケーション」と言いますが、単語もコロケーションを意識して覚えると、とても効率的です。

例えば、【꾀병】(仮病)という動詞は、【부리다】という動詞とセットで使われ【꾀병을 부리다】(仮病を使う)と表現されます。

他にも、日本語で「注目を受ける」という表現を韓国語でするなら、【주목을 받다】(直訳:注目をもらう)と表現されます。

このような単語の組み合わせ、コロケーションを意識して単語を覚えることは、実際にその単語を使いまわせるようになるまでの近道です。

逆に言うと、単語だけ知っていても、コロケーションが分からないと自然な文が作れないということになってしまいます。

韓国語コロケーションを学べる教材は?

学習者が多い英語学習の世界では、コロケーションを意識した教材もたくさんあります。けれど、韓国語の場合まだコロケーションを意識した教材数はそれほどありません。

ですので、単語のテキストを選ぶ際には、単語が羅列されているだけではなく、どういう単語との組み合わせで使われるか、コロケーションを意識した説明がある教材を選ぶのが良いと思います。

また、コロケーションを知るのに最適な教材は「辞書」です。

辞書を引くときなどに、例文を見たりして、どんな単語とセットで使われているのかを意識してノートに書き留めておくのも1つの方法です。すこし煩わしいのですが「急がば回れ」です。

『韓国語コロケーション 名詞編』

韓国語のテキストで「コロケーション」がタイトルに入っている唯一の教材がこちらです。

各単語に5つずつのコロケーションを記載してくれています。初級~中級初め向けなので、レベルの高い方にはお勧めできないのが残念です。

今後、英語のように韓国語教材の世界でも「コロケーション」を意識した教材がたくさん出ることを期待しています。

「熟読」の練習を習慣にする

リーディングの方法としては、とにかくたくさん読む「多読」と、丁寧にじっくり読む「熟読」と2つの方法があります。

「多読」は、多少意味の知らない単語があっても、文章全体の意味をつかめるようになる訓練、つまり、文脈から意味を推測する訓練ができます。これは、これで大切です。

でも、「単語を覚える」という面では、やはり「熟読」が欠かせません。

「知らない単語に出会う→辞書で調べる」という地道な作業は単語の記憶に欠かせません。

そして、辞書を調べる際には、

・どんな単語とセットで使われることが多いのか?(コロケーション)

・どんな活用をするのか?

・類義語との違いは?

という点を気にしながら調べます。

人間の記憶は普通のことは素通りしますが、特別なことは記憶に鮮明に残りやすいです。

特異な点とか、変わった点があればより記憶に残るので、各単語についてそういうものがないか、辞書を丁寧に見ていきます。

なんとも厄介な作業ですが、こういう「精読」を習慣的にやっていると、気が付けば単語が頭の中に蓄積されていきます。これまた、「急がば回れ」という感じです。

日本語→韓国語訳をして確認作業をする

ある単語を覚えたつもりでも覚えてないことって多いです。ですので、時々、ちゃんと「覚えているかどうか」確認する必要があります。

そんな時に、役立つのが、日本語を韓国語に訳す作業です。

私は、教えている生徒さんに、「次の日本語を韓国語に訳してください」という内容の宿題を毎回出しています。

プリントの左側にずらーっと日本語が書かれていて、右側の空欄に韓国語を書いてくる・・・という単純な作業ですが、どの単語があいまいに記憶されていたかをはっきり認識できます。

独学で「訳す訓練」をする方法

誰かに習っているならともかく、独学でやっていると添削してくれる先生がいない・・・という問題があります。

そんな時は、こんな方法で乗り切ります。

まず、自分が使っているテキストに出てくる韓国語(覚えたはずの単語が登場する韓国語文)の日本語訳を、ノートに書いたり、パソコンで文書に入力したりします。

そして、その自分が書いた日本語をみて、韓国語に訳します。

正解かどうかのチェックは、自分のテキストの韓国語と照らし合わせれば大丈夫です。

この日韓訳の作業は、記憶の定着を確認するのにとっても重要だと思います。

「忘れること」を恐れない

私が教えている生徒さんの多くが「こないだ覚えたのに、すぐに忘れてしまって」と嘆いています。

そうなんです。人間の記憶って頼りないのです。とても脆弱です。こないだ調べた単語をまた調べている自分にげんなりして気落ちしたり、イライラしたりすることもあります。

けれど、それでいいんです。何度も調べて「また調べてる!」「えっ、こないだこれ調べたのに」という繰り返しを何度もすることが必要です。

なので、「忘れることを恐れないでください」と私は声を大にして言いたいです。

忘れて、調べて、忘れて、調べて・・・その繰り返しが「記憶」になると思います。

あとがき

語学は、語彙力ともいわれるぐらい、たくさんの単語を知っていることはとても大切です。

覚えられない苦しみは誰も同じですが、「少し工夫をすれば、ちょっと記憶に残りやすくなるかもしれない!」という思いで、私なりに今回紹介した方法を続けてきました。

韓国語を勉強されている方にとって、少しでも参考になればうれしいです。

ありがとうございました。

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