アンニョンハセヨ。韓国語ずきのゆきーたです。
韓国語試験の最高峰ともいえる「ハングル検定1級」。出てくる語彙の数が未知数・・・なので、どこから攻めればいいのか迷いもの。
ですが、過去問をしっかり押さえておくのは本当に大切です。
そこで、今回は、以前アップした四字熟語編に続いて、過去に出題された「慣用表現」を何回かに分けてご紹介したいと思います。
머리가 크다:大人になる
【머리가 크다】をそのまま訳すと「頭が大きい」です。
ですが、慣用的には、「大人になる」「大人のように考えたり判断する」という意味で使われます。
몸은 다 컸으나 머리가 안 컸다.
(体は大きくなったが、まだ大人になりきれていない=大人のように考えたり判断しない)
코가 꿰이다:弱点をつかまれる
【꿰이다】は、「突き刺される」「突かれる」というような意味のある動詞です。
その動詞と「鼻」がくっつくと「弱点をつかまれる」という慣用表現になります。
동생은 형에게 코가 꿰였는지 고분고분 말을 듣고 있었다.
(弟は兄に弱点をつかまれたのか、おとなしく言うことを聞いていた)
잔뼈가 굵다:経験が豊富
【잔뼈】は、「十分に成長していない骨、小骨」を意味します。
そして、【굵다】は、「太い、大きい」という意味のある形容詞です。
直訳すると「小骨が太い」という意味で、何のことやら?という感じなのですが、実際には「特定の職務や分野で経験をたくさん積んで熟練する」という意味で使われています。「経験豊か」というニュアンスです。
저는 뮤지컬에서 잔뼈가 굵은 배우다.
(私はミュージカルで経験が豊富な俳優です)
오지랖이 넓다:でしゃばる
【오지랖 넓다】は、直訳すると「上着の前すそ、前身ごろが広い」となります。
前裾が広いとほかの服まで隠すことができるということから、「必要以上にでしゃばる、差し出がましくする、おせっかいする」という意味として使われます。
오지랖이 넓은 사람은 대부분 사람이 좋고 순수한 경우가 많다.
(おせっかいな人は大部分人が良くて、純粋なことが多い)
【오지랖이 넓다】については、別の記事で詳しく説明をしたので、よかったらそちらもご覧ください。
몽니를 부리다:意地悪をする
【몽니】は、「意地悪なこと」という名詞です。
動詞の【부리다】は、ある行動や性質を「あらわに示す」という意味を持っています。
なので、【몽니를 부리다】は、「意地悪な性質をあらわにする」つまり、「意地悪をする」という意味で使われます。
実際の使われ方としては「意地悪」という意味以外にも、「意地っ張り」「我が強い」というニュアンスでも使われています。
대통령 자격도 예의도 없는 트럼프는 끝까지 몽니를 부렸다.
(大統領の資格も礼儀もないトランプは、最後まで意地っ張りだった)
그는 뜻대로 되지 않자 몽니를 부렸다.
(彼は思い通りにいかないとわかると、意地悪になった)
발품 팔다:直接足を運ぶ
【발품】の、【발】は、「脚」ですよね。で、【품】は「ある仕事にかかる労力」を意味する語だそうです(いろいろな見解があります)。
【팔다】には、「売る」という意味のほかに「労働力を提供する」という意味もあります。
なので、直訳すると「脚の労力を提供する」となり、実際には、「足を運ぶ苦労をする」「あるものを得るために直接足を運ぶ」という意味で使われています。
여기저기 발품 팔아 꼼꼼하게 골라서 구매했어요.
(あちこち足を運んで、しっかり選んで購入しました)
밀레니얼은 발품 팔 시간에 스마트폰으로 원룸 구한다.
(ミレニアム世代は、足を運ぶ時間に(代わりに)、スマートウォンでワンルームを購入する)
あとがき
いかがでしたでしょうか。
なかなか手ごわいものもありますが、毎日少しずつ例文を声に出して読んで記憶に刷り込んでください。
誰でも一度では覚えることはできません。たた、ただ繰り返しするしかないのが語学勉強のつらいところではありますが・・・
とにかく音読して覚えて、試験にのぞんでみてください。
では、今日はこの辺で。ありがとうございました。