【経験談】韓国語を活かせるいろんなお仕事!

韓国語の勉強あれこれ

アンニョンハセヨ。韓国語ずきのゆきーたです。

英語ほどではないのかもしれませんが、韓国語を活かせるお仕事はいろいろあります。

そこで今日は「韓国語をマスターし、実力をつければこんなお仕事ができる」「こういうお仕事につくためにはこんなことが必要」というテーマでいろいろ書いていきたいと思います。

ちなみに、私のプロフィールをみていただくとわかりますが、韓国語を使って、私もそれなりにいろいろなお仕事をしました。

ですので、私が経験したお仕事については、経験談もたっぷり盛り込みたいと思います。

韓国語を使ってオフィスワーク

「韓国」に関することならなんでもやる!?

一番、需要が多く入り込みやすいのが、韓国語を使いながらのオフィスワークではないでしょうか。

貿易会社、韓国系の企業、旅行会社・・・など韓国語ができる人を求めている企業は意外にあります。

私は、韓国から日本に帰国後、国際会議運営の会社、旅行会社などで勤めましたが、単に韓国語を活かすだけではなく、オフィスワークもがっつりしました。

例えば、旅行会社に勤務した時には、日本に来る韓国人旅行客向けのビジネスにかかわりました。

どういうマーケットをターゲットにするのかの企画から始まって、韓国語のウェブサイトの制作、韓国での営業、韓国の会社との事業提携などなど・・・「韓国」というキーワード1つでいろいろな業務にかかわりました。必要な場合には、通訳も翻訳もするし。

実績と実力をつける近道

韓国語だけをするというわけではないので、語学スペシャリスト志望の方には敬遠されるかもしれません。

でも、実践的な韓国語を使うことで韓国語はかなり鍛えられます。また、後々何かと役立つオフィスワークスキルも磨かれます。

とにかくどんな形にしろ韓国語を使った「実績」を積める点、そして、「実力」を確実につけることができる選択肢でもあります。

フリーランスの通訳者・翻訳者

語学のスペシャリストといえば、やはり通訳者・翻訳者ですよね。

通訳者に必要なものは?

私は、国際会議の運営や、通訳者、翻訳者の派遣業を行う会社に勤めていました。またその会社が運営する通訳学校の業務も担当していました。

その経験とからいうと、とにかく通訳には「実績」が必要ということ。

「通訳者」って資格ではないんですよね。基本的に実力と実績があれば、だれでもやっていいんです。

実力をつける方法は、簡単です。必死に独学で韓国語に磨きをかけるのもよし、通訳学校に通うのもよし。

でも、難しいのは実績作りです。

コツコツと実績をつもう!

「通訳者」を名乗るには、とにかく「実績」が必要です。

なので、小さな案件でもいいから通訳の仕事があればどんどん応募してやってみる、または、企業に一旦就職して企業内での通訳経験を積む・・・などとにかくはじめは小さな実績をどんどん積み重ねることが大切です。

通訳学校によっては、仕事の紹介をしてくれる場合もあります。どんなチャンスでも実績に替えていく力が求められると思います。

ちなみに、私は韓国滞在時に、日本のテレビ局や出版社の取材の通訳をよくしました。

他には、勤務していた会社がらみで商談会の通訳なんかもちょこちょこしました。そういう「ちょこちょこ通訳」も、間違いなく実績につながります。

日本人翻訳者の強みは?

翻訳者も人気のお仕事です。私も通訳より、翻訳の方が好きです。じっくりタイプなので。

先ほども書きましたが、私は以前、通訳者、翻訳者の派遣業を行う会社に勤務していました。

そこでの業務に携わって分かったのは、日本で発生する韓国語翻訳の仕事の多くは、「日本語から韓国語への翻訳作業」が、圧倒的に多いということ。「韓国語から日本語」に翻訳する作業よりはあまりありませんでした。

日本人にとってやりやすいのはやはり「韓国語→日本語訳」です。

「日本語→韓国語訳」は、韓国語ネイティブの方が得意で、そちらに仕事がいくことが多いです

では、日本人で韓国語ができる人間は要らないのか?というとそんなことはなく、「翻訳チェッカー」としては重宝されます。

私は、通訳者、翻訳者の派遣業を行う会社に勤務しつつ、その会社の「社内翻訳チェッカー」としても仕事をしていました。

韓国語ネイティブさんが訳した内容に誤訳がないか、固有名詞の読み間違えがないかなど、日本人でしか分からない点を漏れなくチェックしていきます。

これは正に日本人翻訳家ならではの仕事で、私は好きでした。でも、華やかさはないですね。

翻訳者もやっぱりコツコツ実績づくり

私はそこでの経験を買っていただき、会社を退職後もフリーランスとしてお仕事をいただいていました。そういうコネクションは本当に大切です。どこかの翻訳会社と良いコネクションを持つとずっと、関係を続けることができます。

翻訳も通訳同様、実績作りが必要です。どんな仕事も実績につながりますし、どんな仕事もコネクションづくりにつながるという思いが何より大切です。

私も電気製品のマニュアルとか、韓国案内のパンフレットとか、ボリュウームが少ない案件をひたすらやっていた時期がありました。報酬のわりに時間がかかる作業だったなあとは思いますが、間違いなく実績と実力づくりにはなりました。

最近では、韓国の小説やエッセイが日本で翻訳されることが多くなりました。

出版翻訳の世界は、著名で経験のある方に集中しているところがあり、どうやったら新人がその世界に入り込めるのか・・・・という難点があるのですが、今後も韓国語の本の需要が増えて行けば、機会も多くなるのではと期待はしています。

映像翻訳の世界は、専門スキルを学べる学校もあり、学校を通じでお仕事が紹介されるケースもあるようです。そういうプロセスも効率的かなと思います。

企業内の通訳

企業に所属して、通訳・翻訳専門としてみっちり仕事をするスタイルも選択肢の1つです。

高いレベルの専門性

このような仕事への応募条件としては「実務経験2年以上」とか「通訳翻訳に関する専門学位取得、もしくは通訳翻訳の正式なトレーニング受講経験」などがよく掲げられています。

大きな企業では、通訳・翻訳専門部隊があって、チームで取り組む場合もあります。

例えば、韓国の有名企業LINE株式会社の「日韓通訳翻訳室」についての記事は、企業内での専属通訳・翻訳者さんたちの仕事の内容がよくわかると思います。

どんな人に向いている?

私は、ある韓国の半導体の会社に勤務して、副社長(日本人)の通訳というのをしたことがあります。

副社長が書いた日本語のメールを翻訳して送信したり、韓国出張に同行して通訳したり、会議に参加して通訳したり・・・でした。

翻訳はいくら急ぎであってもそれなりに考える時間がありますが、通訳は結構ぶっつけ本番、「えっ、いきなり!」ってこともあり、大変なこともたくさんありました。

そういうドタバタにも対応でき、ちょっとしたミスにもうじうじせず、次から次にどんどん通訳タスクをこなしていく、度胸というか精神力が必要な仕事だなあと感じました。

私は、この経験を通じて「私、通訳オンリーは無理だ」と感じました。まず、あせって頭が真っ白になったり、自信がなくて凹みまくったりだったので。

韓国語が大好きな人にとって、ずーっと韓国語に接していられる通訳のお仕事は大変魅力的ですよね。日々学ぶ姿勢が大切なので、継続して真面目に努力ができる方、ちょっとやそっとじゃへこたれない方には、おすすめのお仕事だと思います。

警察での通訳

これはメジャーではありませんが、何もかもがグローバルになっている世の中、警察でも通訳者が求められます。

私は、警察での通訳者として勤務をした経験はありません。ですが、採用試験を受けて合格したことがあります(千葉県警の)。

試験の内容は、筆記試験と面接試験とあと一般教養試験、健康診断・・・だったと思います。

面白かったのは、筆記試験の内容が、かなり独特だったこと。出てくる単語が「親分」とか「鎖」とか、犯罪っぽい(?)単語が多かったです。難易度は、通訳案内士試験ぐらいのレベルだなあと思いました。

警察での通訳って・・・私は刑事ドラマとか大好きだったので、すごく魅力的に思えて仕方なく、応募したのですが、結局、他のお仕事のお話をいただいていたので、警察での通訳のお仕事はしませんでした。

でも、韓国語を活かして安全な社会に貢献できるというのは意義あるなあと思います。

講師

韓国語講師も、韓国語をしっかり活かせるお仕事です。

私は、以前、大手外国語教室「ECC」で講師をしていました。ECCは、研修が本当にしっかりしていました。採用試験の後、数回にわたってみっち研修を受けて、それがとても有意義で、楽しかった記憶があります。教材もしっかりしていました。

そのように、どこかの教室に所属して勤務するスタイルもいいですし、思い切って自分で教室をするのもおすすめです。

私は、子供がまだ小さく、外で働くのが難しいため、自宅で韓国語講師をしています。

講師をしていていいことは、人と交流できて楽しいこと。そして、韓国語をきちんと見つめなおす機会がたくさんあることです。

生徒さんの何気ない質問から「そういえば、たしかに・・・」と、今まで自分が気にしていなかった韓国語の文法を調べてみたり、発音の変化をきちんと意識するようになったり、とても貴重です。

人と交流することが好きな方には、特に講師はおすすめです。

あとがき

いかがでしたでしょうか。

語学を活かす方法はなんだかんだいろいろあります。人によっても合う、合わないもあります。でも、共通しているのは、とにかく「実力」と「実績」が必要ということかもしれません。

どちらもあっという間に出来上がるものではありません。コツコツ積みあげていくしかありません。でも、今やっているその仕事、その1つ1つがまさに「実力」と「実績」につながると思うと、明るい気持ちになれると思います。

韓国語を勉強されている方が、たくさんそのスキルを活かして活躍できるといいなあと、最近の若い学習者さんを見るにつけ思ってしまう、ゆきーたおばさんでした。

ありがとうございました。

韓国語の勉強あれこれ
emronronをフォローする
ハングルプラス
タイトルとURLをコピーしました