アンニョンハセヨ。韓国語好きのゆきーたです。
韓国のドラマやバラエティー番組をみている時に、知らない単語、初めて見る単語に出会うのは貴重な経験です。
辞書で調べたらすぐわかる単語もあれば、調べても出てこない単語もあり、苦戦することもありますが、必死で調べた単語は脳に記憶されやすいですよね。
今回紹介する【쿨내 진동】は、辞書になく、初めて見たときに、意味を探すのに苦労した単語です。
すごく変わった単語ですので、一度知ったらすぐに覚えられるはず。皆さんも良ければぜひマスターしてみてください。
ネイティブがよく使う韓国語【쿨내진동】とは?
【쿨내진동】は、韓国語と英語の造語です。
【쿨】=英語の【cool】(かっこいい、クールだ)
【내】=【내음】(かおり、におい)
【진동】=振動、においが広がること
つまり、「クールなにおいが広がる」という意味で、「すごいクール」「すごいカッコいい」という誉め言葉なんです。
英語の【cool】をそのまま使った形容詞【쿨하다】という単語もありますが、それとほぼ同じ意味ですね。
ネイティブがよく使う韓国語【쿨내 진동】の使い方
どのように使われるか見ていきましょう。
名詞として単独で使う
【쿨내진동】だけで使う場合、例えばこんな会話で使われます。

오늘은 내가 밥 살 게.
(今日は私がご飯おごるよ)

오, 쿨내 진동!
(おーカッコいい!)
私の大好きなドラマ『愛の不時着』にも【쿨내 진동】は出てきます。
第4話、漁船の中でのキスについてユン・セリとリ・ジョンヒョクが話す場面です。

그러니까 뽀뽀니까 상관없다?
(だから、チューだから関係ないって?)

아니, 상관없는 게 아니라.
(いや、関係ないわけじゃなくて)

아무 의미 없다?
(なんの意味もないって?)

의미 없는 게 아니고.
(意味がないってわけではなくて)

어머, 쿨내 진동이다.
(あら、クールね)
할리우드가 따로 없으시네.
(ハリウッドのようだわね)
漁船でのチューが「何も意味がない」とでも言わんばかりのリ・ジョンヒョクに対して、ユン・セリがハリウッドの「俳優のようにクールだ」と言ってます。
この場面では、嫌味としての使い方ですが、基本的には【쿨내 진동】はほめる時によく使われます。
【하다】をくっつけて使う
【쿨내 진동】に動詞の【하다】(する)をつける形も多く使われています。
쿨내 진동하는 남자친구
(クールな彼氏)
쿨내 진동하는 영화
(クールな映画)
쿨내 진동하는 말투와 표정
(クールな言葉遣いと表情)
何かクールでカッコいい仕草や行動をみたら使える便利な表現です。
ドラマやバラエティ番組では耳にすることが多いので、頭の片隅に置いておくと、リスニングにも役立つかもしれません。
では、今日はこの辺で。ありがとうございます。