アンニョンハセヨ。韓国語好きのゆきーたです。
韓国語の試験勉強をしている時に一生懸命に覚えた四字熟語。勉強しながら、「本当にこんな四字熟語覚えなきゃダメなの?」って内心思っていた自分がいました。
でも、実際の会話や、韓国語ネイティブが書く文を見てみるとたしかに四字熟語出てくるんですね。
そこで、今回は、四字熟語の中でも結構な頻度でお目にかかる【주경야독】を紹介したいと思います。
ネイティブがよく使う韓国語【주경야독】とは?
ハングルでは【주경야독】。漢字で書くと「晝耕夜讀」。
読み方は「チュギョンヤドㇰ」。
それぞれの漢字の意味は、次の通りです。
【주】晝=昼
【경】耕=耕す
【야】夜=読む
【독】讀=読む
漢字そのままの意味をつなげると「昼間は農地を耕して、夜は書籍を読む」ということ。
そして、そこから派生して現代では、「昼は働き、夜は勉強をする」という意味で使われています。
日本でも社会人が資格の勉強をするために、仕事の後学校に通ったりするケースって多いですよね。そういう場合にもこの【주경야독】が使えますし、夜間学生の場合も、まさに【주경야독】と言えます。
日本語にするなら何でしょうか。
「働きながら学ぶ」「社会人の学習」「社会人の勉強」「社会人学生」といったかんじでしょうか?
ネイティブがよく使う韓国語【주경야독】の使い方
固有名詞的に使う
【주경야독】は、本当によく使われる四字熟語で、固有名詞的な感じで使われることも多いです。
例えば、社会人向けの資格取得のための学校の名前でこんなのを見かけたことがあります。
주경야독 직업전문학교 (晝耕夜讀職業専門学校=社会人学習者の職業専門学校)
その他、社会人向けの学習コース、課程の名称にも使われることも多いです。
ABC학원에서는 주경야독 과정을 마련했습니다.
(ABC学院では、働きながら学ぶ人のための課程を準備しました)
他にも、【이벤트】(イベント)、【프로그램】(プログラム)とセットで使われるケースも見かけます。
주경야독 이벤트
(働きながら学ぶ人のためのイベント)
주경야독 프로그램
(働きながら学ぶ人のためのプログラム)
名詞として単独で使う
【주경야독】を名詞として単独で使う場合には、手段を表す助詞【~으로】(~で)と一緒に使われることが多いです。
주경야독으로 합격했어요.
(働きながら学んで、合格しました)
주경야독으로 야간 대학을 다니고 있어요.
(社会人学生として、大学に通っています)
他には、【주경야독의 노력】(晝耕夜讀の努力)という表現を使う場合、【~통해서】(~を通じて)という表現と合わせて使われる場合も多いです。
주경야독의 노력으로 졸업장을 받았어요.
(働きながら学ぶ努力をして、卒業証書を受け取りました)
주경야독을 통해서 꿈을 이루었어요.
(働きながら学び、夢をかなえました)
動詞【하다】とセットで使う
【주경야독】に動詞【하다】(~する)をつけて、「働きながら学ぶ」という動詞の意味で使うこともできます。
그는 10년간 주경야독했어요.
(彼は10年間、働きながら学びました)
코로나 속에서도 주경야독해서 자격증을 취득했습니다.
(コロナ禍の中でも働きながら学んで、資格を取得しました)
그는 야간 대학에서 주경야독한 사람이에요.
(彼は夜間大学で、働きながら学んだ人です)
四字熟語というと、いまいちリアルな日常会話での使い方がピンとこないことが多いのですが、この【주경야독】は、「社会人でも勉強する」「働きなら学ぶ」というニュアンスがあり、身近に使える四字熟語です。
ぜひ活用してみてください!