ネイティブがよく使う韓国語【헷갈리다】をマスターする

便利な動詞
今日の単語:헷갈리다(動詞)
読み方:ヘッカルリダ
意味:こんがらがる、まぎらわしい、気が散る

アンニョンハセヨ。韓国語好きのゆきーたです。

今日の単語は、【헷갈리다】。私が個人的に好きな単語の一つです。

すきな理由は、使い勝手がよいんだけど、訳しにくく、でもその言わんとするニュアンスはすごくよくわかる・・・という何とも言えない魅力があるからです。

【헷갈리다】は、日本語に訳すと、「こんがらがる」という動詞の意味でも使えるし、「まぎらわしい」という形容詞の意味でも使えるし・・・というようにいろいろな訳ができ、そのおかげで、いろいろな場面で使えてしまうのです。

日常会話でももちろんですし、ドラマの中でもよく登場します。ぜひマスターしてみてください。

ネイティブがよく使う韓国語【헷갈리다】とは?

では、まず【헷갈리다】の辞書での意味を見てみましょう。

  1. 判断がつかない、見分けがつかない、こんがらがる、まぎらわしい
  2. 気が散る、錯乱する、気持ちが乱れる、わけがわからない

というように、大きく2種類の意味が辞書に書かれていることが多いです。でも、圧倒的に1番のほうの意味で使われているように思います。

具体的な使い方は、後ほどじっくりご紹介しますね。その前に、活用をみていきます。

ネイティブがよく使う韓国語【헷갈리다】の活用形

活用の数はいくらでもありますが、ここでは【헷갈리다】がよく使われる形を3つご紹介します。

ヘヨ体:~です。【헷갈려요】

まずは基本の「へヨ体」です。【헷갈리다】の場合、語幹の母音が【이】なので、【어요】をつけてるので、【헷갈리어요】となり、【리】【어】を複合させて、【헷갈려요】となります。

例:이 두 단어는 정말  헷갈려요.(この2つの単語は本当にまぎわらしいです)

~게 하다:~させる。 【헷갈리게 하다】

「~させる」という意味になる「動詞の語幹+게 」の形も、【헷갈리다】とセットでよく使われます。語幹の【헷갈리】に【게 하다】を付けるので、【헷갈리게 하다】で完成です。

意味としては、「まぎらわしくさせる=まどわせる」という感じになります。

例:그 사람은 나를 헷갈리게 해요. (その人は、私をまぎわらしくさせる=まどわせる)

~지 마세요:~しないでください。【헷갈리지 마세요】

「~しないでください」という意味になる「動詞の語幹+지 마세요」の形も、【헷갈리다】と相性抜群。語幹の【헷갈리】に【지 마세요】を付けるので、【헷갈리지 마세요】で完成です。

「こんがらがらないでください=ごっちゃにしないでください、いっしょにしないでください」でというニュアンスで使えます。

例:A하고 B를 헷갈리지 마세요.

(AとBをごっちゃにしないでください、区分してください)

ネイティブがよく使う韓国語【헷갈리다】の使い方

では、どんな状況で、どんな風に使えるのか、例文をあげながら説明したいと思います。

「見分けがつかない」というニュアンスでの使い方

例えば、似たようなものがあって、見分けがつかないような時にはこう言えます。

너무 비슷해서 헷갈려요. (とても似ていて見分けがつかないです)

本物なのか、偽物なのか・・・見分けがつかないときにはこの表現。

 진짜인지 가짜인지 헷갈려요.(本物か偽物か、見分けがつかないです)

「ややこしくて、こんがらがる」というニュアンスでの使い方

「ややこしくて、頭がこんがらがる!わけわからん!」という状況でよく使うのがこちらの表現。

뭐가 뭔지 헷갈려요.(何が何だかこんがらかります=わけがわかりません)

「こんがらがる=ごっちゃにする」というニュアンスでも使えます。

なので、何かと何かを「ごっちゃにしないで」ということを伝えたいときは、次のような感じで伝えます。

코로나를 감기와 헷갈리지 마세요. (コロナを風邪をごっちゃにしないでください)

「まぎらわしい」というニュアンスでの使い方

誤解を招きそうなまぎらわしいことを言う人に対して、こんな使い方も。

헷갈리게 하는 말을 하지마세요.(まぎらわしくさせる言葉を言わないでください)

「まぎらわしい」ということから派生して、「惑わす」というニュアンスでも使えます。

여자를 헷갈리게 하는 남자의 행동(女性をまどわす男性の行動=思わせぶりな男性の行動)

試験などで、よくある「ひっかけ問題」も、この【헷갈리다】が使えます。

학생을 헷갈리게 하는 문제 (学生をまぎらわしくさせる問題=ひっかけ問題)

ネイティブがよく使う韓国語【헷갈리다】応用編

【헷갈리다】の定番表現でもあるので、知っておくと便利なのが、【기】を使った表現です。

「動詞の語幹+【기】」は、「~すること」と訳すことができ、動詞を名詞化してくれます。

【헷갈리다】の場合、【헷갈리기】という形になり、「こんがらがること」という意味を作ることができます。

この【헷갈리기】と相性抜群なのが、形容詞の【쉽다】です。【쉽다】は、「易しい」という意味が有名ですが、【~기 쉽다】で、「~しやすい、~しがちだ」という意味なります。

つまり、【헷갈리기 쉽다】となると、「こんがらがりやすい」という形が出来上がるのです。

자음은 비슷한 글자때문에 헷갈리기 쉬워요. 

(子音は似ている文字のせいで、こんがらがりやすいです=間違いやすいです)

いかがでしょうか。正直なところ、【헷갈리】をぴたっと一言日本語でというと、なかなか難しいところもあります、あまりいろいろ意味がありすぎて。でも、どんなニュアンスの動詞なのかは少しお分かりいただけたでしょうか。

「わけわかんない!」「区別つかない!」「ややこしい!」そんな状況には、この【헷갈리】が最適です。ぜひ活用してみてください。

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