韓国語で表現する「台所用品・調理器具」

便利な名詞

アンニョンハセヨ。韓国語好きのゆきーたです。

私が韓国滞在中は、ほぼ外食で過ごしました。外食しても安かったし、おいしかったし、あえて家で作るという発想がありませんでした。

そのせいか、台所で使う品々を韓国語でなんていうのか・・・けっこう後になって学びました。

使わない人はずっと使わないかもしれないのですが、知っておいて損はなし!

ということで、今回は、「この台所用品は、韓国語で何という?」というテーマでお伝えしていきます。

おたま 국자

まず、台所用品代表格のおたまは、【국자】です。

漢字で書くと「杓子(しゃくし)」となります。

「おたまで汁をすくう」を韓国語で表現する場合、「すくいとる」という意味がある【뜨다】という動詞を使います。

국자로 국을 떠요. 

(おたまで汁をすくいます)

でも、簡単に「盛る」という意味の【담다】を使うことも多いです。

국자로 국을 담아요. 

(おたまで汁をすく)

へら/しゃもじ 주걱

「へら」は、【주걱】

お好み焼き用のへらは、【오코노미야키 주걱】なんて呼ばれたりもしています。

セットで使われる動詞は、【섞다】(混ぜ合わせる)や、【젓다】(かき混ぜる)、【푸다】(すくう)などです。

크림치즈와 설탕을 주걱으로 섞어서 부드럽게 풀어주세요.

(クリームチーズと砂糖をへらで混ぜて、やわらかくほぐしてください)

【주걱】は、「しゃもじ」という意味でも使われます。

주걱으로 밥을 퍼서 먹어요.

(しゃもじでご飯をすくって食べます)

ご飯用しゃもじのということをしっかり伝えるのであれば、【주걱】【밥】をつけて、【밥주걱】という言い方もできます。

「へら」といえば、「靴べら」ですが、「靴べら」も、この【주걱】を使って、【구둣주걱】と言います。参考までに。

れんげ 차이나스푼

中華料理によくついてくる「れんげ」。

こちらは外来語を使って、【차이나스푼】(China spoon)と言ったり、【중식스푼】(中式スプーン=中華スプーン)と言ったりします。

また、うどんを食べるときにも使うので、【우동스푼】(うどんスプーン)という言い方をすることもあるようです。

日本料理や中華料理の時に使うスプーンというイメージが強いからだと思います。

「これ!」という単語がないようで、人によっては【중국집에서 자주 보는 스푼】(中華料理屋でよくみるスプーン)と、説明っぽく表現したりもしています。

중국집에 가면 차이나스푼으로 국물을 먹어요.

(中華料理屋では、れんげで汁ものを飲みます)

ステンレスざる 채망

お料理するのに欠かせない「ざる」は、【채망】。漢字で「採網」。

【건지다】(水の中から取り上げる)、【걷어내다】(すくいとる)などの動詞とセットで使われることが多いです。

면은 채망에 건져서 물기를 빼요. 

(麺はざるに取り上げて、水気を切ります)

トレイ 쟁반

日本語だと「トレイ」という外来語で表記しますが、韓国語は、漢字で、「錚盤」という何とも難しい漢字をもつ【쟁반】を使います。

「トレイにのせる」という時の、「のせる」は、【올려놓다】(~の上にのせる)を使います。

쟁반에 빵을 올려 놓았어요.

(トレイにパンをのせました)

水切りかご 식기건조대

日本語では、「水切りをするかご」ということで、「水切りかご」ですが、韓国語では、「食器を乾かす台」ということで、【식기건조대】(食器乾燥台)と言います。

短くして【건조대】とだけ言う場合もあります。

「乾かす、干す」という意味のある【말리다】と一緒に使われることが多いです。

식기건조대에 놓고 물기를 말려요.

(水切りかごにおいて、水気を乾かします)

まな板 도마

「また板」は、【도마】と言います。

「まな板」といえば、動詞は「切る」ですが、食材を切る場合には、【썰다】を使います。

도마에 야채를 놓고 썰고 있어요.

(まな板に野菜を置いて、刻んでいます)

参考までに、日本語のことわざ「まな板の鯉」(相手のなすがままに任せるより仕方ない状態)と同じ意味のことわざが韓国語にもあります。

韓国語では、【도마에 오른 고기】(まな板にあがった魚)と言います。「鯉」と魚種限定はしないものの、同じ魚を使っていますね。

トング 집게

カルビ屋さんでおなじみの道具「トング」は、【집게】です。

집게로 잘 집어서 쟁반에 담아야 합니다. 

(トングでよくつかんで、トレイにのせないとだめです)

つかむものの種類により、追加の名詞をくっつけて使う場合もあります。

例えば、お肉を挟むときに使うトングは、【고기집게、パン屋で使うパン用のトングは、【빵집게です。

参考までに、洗濯ばさみは【빨래집개】と言います。

フライ返し 뒤집게

トングの【집게】に、【뒤】をくっけると、【뒤집게】となり、「フライ返し」に変身。

お好み焼き用のへらは、先ほど紹介したように【주걱】を使う場合もありますが、この【뒤집게】を使って、【오코노미야키 뒤집게】ということもあります。

たしかに、お好み焼き用のへらは、フライ返しの役目をしてますもんね。

この【뒤집게】とセットで使われる動詞は「ひっくり返す」という意味の【뒤집다】です。

뒤집게로 뒤집어 주세요. 

(フライ返しでひっくり返してください)

ミキサー 블렌더

野菜ジュースをつくるのに欠かせない、「ミキサー」。

日本語の場合、英語ネイティブには通じないらしい和製英語「ミキサー」という、日本独特の外来語を使っていますね。

韓国語では、英語ネイティブも使う、本当の英語(?)【blender】という単語を使って表現し、【블렌더】と言います。(日本でも最近「ブレンダー」と呼ぶ人も多いようですが)

블렌더로 건강주스를 만들어 먹어요.

(ミキサーで健康ジュースを作って飲みます)

コップ立て 컵걸이

日本では、コップ立て、コップかけ・・・いろんな言い方をしますよね。

韓国語では、「コップ」を意味する【컵】と、「かけるもの」を意味する【걸이】とを合わせて出来上がる【컵걸이】という言い方が一般的なようです。

주방 컵걸이로 정리도 하고 건조도 할 수 있어요.

(キッチンのコツプ立てで整理もでき、乾燥もできます)

泡だて器 거품기/핸드믹서

ケーキを作るときに使う泡だて器、日本語同様、「泡」という単語【거품】を使って、【거품기】(直訳すると「泡機」)と表現します。

外来語の「ハンドミキサー」を使って、【핸드믹서】ということもあります。

부드러운 버터를 거품기로 저어 크림형태로 만들어 주세요.

(やわらかいバターを泡だて器でまぜて、クリーム状にしてください)

以上、ざーっと我が家の台所を見渡して見つけた台所用品の韓国語を紹介してみました。

どうでしょう?すでにご存じの単語もあったかもしれませんが、「へえ、韓国語ではこう言うんだあ」と何か新しい発見が一つでもあれば、うれしいです。ぜひ、マスターして、活用してみてください。

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