アンニョンハセヨ。韓国語好きのゆきーたです。
以前、私は韓国人向けのウェブサイトの制作業務にかかわっていました。毎日、毎日韓国の取引先のIT担当者と、何度もメールや電話のやり取りをするのですが、その取引先の韓国人担当者との会話やメールで、よく目にしたり、耳にした言葉が本日紹介する【오류】です。
日本では、「システムエラーが発生した」という時に、「エラー」という外来語を使いますが、韓国語では、そんな時にこの【오류】を使って、【시스템 오류】という言い方をするのです。
日本語と韓国語で表現の仕方が少し違う良い例かもしれません。
ネイティブがよく使う韓国語【오류】とは?
【오류】を漢字で書くと、「誤謬」。「ごびゅう」って読むらしいのですが・・・こんな難しい日本語使ったことないです、私は。
でも、韓国語になると「オリュ」。響きもシンプルでかわいい感じです。
【오류】の辞書的意味は、「誤り」「間違い」。でも、実際の会話では、「エラー」という外来語の代わりにたくさん使われています。
もちろん、外来語「エラー」をそのままハングルにして【에러】と言っても通じます。
でも、どうでしょう?発音のしやすさ対決、【오류】vs.【에러】。
日本人にとっては、外来語の発音って難しくありませんか?
難しい外来語を発音するよりも、比較的、発音のしやすい【오류】を使う方が伝わりやすいというのが私の個人的経験談。
なので、私は毎回、いつも【오류】を使っていました。
ネイティブがよく使う韓国語【오류】の使い方
次は、具体的な使い方をみていきます。とってもシンプルです。
例えば、「システムエラーがあること」を伝えたいときには、
あります【있어요】、出ました【났어요】、発生しました【발생했어요】という動詞とセットで表現できます。
시스템 오류가 있어요.
(システムエラーがあります)
시스템 오류가 났어요.
(システムエラーが出ました)
시스템 오류가 발생했어요.
(システムエラー発生しました)
もちろん、システム以外にも、エラーになるものはたくさんあります。そんなものにもどんどん使いましょう。
접속 오류
(接続エラー)
인식 오류
(認識エラー)
통신 오류
(通信エラー)
上の例文は、すべて機械系、IT系のパターンなので、「エラー」というニュアンスのものばかりです。でも、辞書の意味「誤謬」というニュアンスで使うケースもあります。
例えば、本や書類の間違い。日本語では「誤植(ごしょく)」と言いますよね。韓国語にも「誤植」をそのまま韓国語にして、【오식】という単語がありますが、あまり使われません。
その代わりに、今回紹介した【오류】を使います。
책에 오류가 있어요.
(本に間違いがあります。本に誤植があります。)
계약서류에 오류가 있어요.
(契約書に間違いがあります=契約書に誤植があります。)
他には、すこしお堅い使い方になりますが、論理的な考え方に間違いがあることを、【논리적 오류】(論理エラー)と使ったりもします。
というように、いろいろな「間違い」「エラー」に使えます。
ですが、日常生活では、やはりIT系のネタで頻繁に登場します。そういう意味で、実用度かなり高めです。
ぜひ覚えて、活用してみてください。